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第50話:メイド喫茶で恥ずかしい出来事

「よし! 今日は文化祭本番! ランキング一位取るぞー!」


「「「「おー!」」」」


 文化祭にはランキングがあり、部門によって違う。


 基本はどれだけ人気で、どれだけ売上を伸ばしたかによるもの。初めて知った。


 じゃあ舞台とか歌、ライブをするクラスはどうなるの? と思うよね。大丈夫、ちゃんとそういう部門があるから。


 あと学年で競われる総合部門があるよ。


「じゃあ看板置いてくる! 看板娘の二人は入口で待機!」


「わかったわ」


「頑張るね!」


 どうなるのか。部門、総合で一位を取ってしまうのか。


 私にはその未来が見える。途方もない先は見れないけど。


 文化祭の開始。




 文化祭が始まってからしばらくはお客さんが来なかった。

 

「……暇ね」


「……暇だね」


「なにしましょう」


「なにしよっか」


「……待ちましょう」


「うん」


 一体なんのための会話だったのか、よくわからない。


 その時、扉が開いた。あの言葉の見せ場。


「「おかえりなさいませ! ご主人様!」」 


「っ……お、おう」


「わたしがご案内いたします。こちらへ」


「ありがとう……?」


 ようやく一人目のお客さん。みんな心の中でガッツポーズしてるだろう。してるよね?


 その勢いのまま、お客さんの数がどんどん増えていった。


「一番テーブル、オムライス希望です!」


「三番テーブル、カレー二つ!」


「忙しくなってくよー! メイドのみんなは愛想良く、料理担当の人たちは素早く美味しい品作るよ!」


 キッチンからそんな声が聞こえくるが、私はお客さんを案内したりあの言葉を言ったりして忙しかった。休む時間をください!


 だから頑張って頑張って対応をしていたとき……


「おかえりなさいませ! ご主人……様……?」


 驚くのも無理はない。だって……


「ユラ……? それにアイ……?」


「しーっ…ですよ」


「ユラがどうしてもって言うから」


「アイも行きたいって言ってたでしょ!」


「ふ、二人とも! とりあえず案内するね!」


「「わかりました」」


「ふぅ……」


 まさか来るとは思ってなかった。ほんとに予想外。てか来ないでよ! 恥ずかしいじゃんか!


「あの……ご注文は……」


「なににする?」


「じゃあこのオムライスで。もちろんケチャップはここに置いてハート描いてください」


「わ、わかりました……」


 ご主人様に言われたのでメイドはそれに従わなければならない。くっそぉ!


 さて、オムライスを受け取って二人のいるテーブルへ運ぶ。


「お待たせいたしました……」


「はい、じゃあハート描いてください!」


「ご主人様の命令は絶対」


「は、はい……」


 ご主人様の命令は絶対というルールには逆らえない。だから私はオムライスにケチャップでハートを描く。


「できました……」 


「シャルル様? 『あれ』忘れてないですよね?」


「あ、あれ?」


 あれ、絶対にやりたくない。何度練習を拒否したことやら。最終的にはめちゃくちゃ楽しんだけど。


「とぼけないでください! 早く!」


「や、やだぁ……恥ずかしいし……」


(あのときの練習を思い出すんだよシャルル。よし、今なら!)


 自信満々にその『あれ』をする。


「美味しくなーれ♡萌え萌えキュン♡」


「――」


「……一回死にました」


「うそでしょ!? 一回死んだの!?」


「ひ、比喩ですよシャルル様!」


「よ、よかったぁ……」 


 比喩だとしても怖い。大切な人がいなくなってしまう恐怖はとんでもない。


 そんなことより……


(やっちゃった……! 萌え萌えキュン♡を! 恥ずかしいぃ……)


 あの出来事を思い出して赤くなる。ループだ。


「やっぱシャルル様可愛い!」


「……うん、可愛い」

「続きが気になる……!」


「もっとないの!?」


という方は下の☆☆☆☆☆から、応援をお願いします。


正直に書いてもらって大丈夫です。よければ感想も。


ブックマークいただけたら泣いて喜びます。本当にお願いします!


天然で鈍感な愛香君と愛香君が好きすぎるアリスちゃんのシリーズも見てもらえると嬉しいです。


今後もよろしくお願いします。


アプローチしまくる高嶺の花「アリスちゃん」

https://ncode.syosetu.com/n2419md/


私(僕)が愛香君 (アリス) を好きになった日の話

https://ncode.syosetu.com/n7623md/


ご主人様! だぁぁい好き!

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