第46話:尊死
昨日投稿忘れてました
「よし、みんないる?」
「もちろん!」
見渡す限り全員揃っているのでそう答える。今から始まるのはショーだ。服の。
「では着せ替えショー開幕!」
ということで開幕いたしました着せ替えショー。もちろんこれは文化祭の準備であって遊びではない。遊びじゃないからね!?
今回のショーは教室で行うのだが、その三分の一は仕切りで隠されている。出る人はそこで待機するというわけだ。
「はいトップバッター、この学園の首席、アクアさん!」
私の名前が呼ばれたので仕切りから出てみんなの前に立つ。ちょっと恥ずかしいかも。
「見ての通り容姿端麗でスタイル抜群! それにえっ――ごほん! 失礼しました」
「? 何言おうとしてたの?」
「なんでもない! ではこのアクアさんの姿どう思うみんな!」
すると、後方から声が。
「可愛いー!」
その声に便乗するように『きれい!』『最高!』などの褒め言葉が聞こえてくる。思わず顔が緩んでしまうほど嬉しかった。
「えへへ、そう?」
「そうだよ! 特に腰のラインとか太も――んー危なかった。ふぅ……」
「さっきからなんなの!?」
「なんでもないよ? あ、読者のみんなは想像できたかな?」
「かな?」
読者というのがよくわからないがとりあえず乗っかることに。意味あるのかな、でも楽しそう!
「はいじゃあ次は、セリフ決めかな。メイド喫茶だから……どういうセリフ言わせる?」
「無難なのでいいと思う!」
「同じく!」
「よし、じゃあアクアさん、私がセリフ言うからそれみんなの前で言ってくれない?」
「は〜い」
「セリフは……」
ためにためたあと、こう言った。
「『おかえりなさいませ、ご主人様』って言ってくれない?」
「うん!」
「え?」
クラスメイトは戸惑っていた。一体どういうこと? 言うだけでしょ? てかこれ着せ替えショーじゃなかった?
「いやいやいや、普通びっくりするでしょ!? なんで平然としてるの!?」
「だって普通だし……」
「そんなわけあるかぁ! まあいいけど! はいどうぞ!」
私は大きく息を吸い、そのセリフを言った。
「おかえりなさいませ、ご主人様!」
「「「「がはっ!!」」」」
たった一言。それだけでみんなは次々倒れていった。なんでなんだろう、そんなすごいやつだった?
まあよくわからないけどすごいやつだったのだろう。うん、そうだ。
「続きが気になる……!」
「もっとないの!?」
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