雨宮「進めろよ!」
その前にいろいろやることがあるだろ!
バトルは明日らしい。
今日から集まってるのは人数の集まり方によって対戦方式を決めるためだとか。
キリがよければトーナメント、多ければサバイバルとかなんとか……
正直俺はサバイバル方式のほうが逃げてれば勝てる可能性があるからそっちがいい。
武器の使用についてもある程度までは認められているようだ。
ちなみにこの話はさっきの受付さんに聞いてみたら教えてくれた。
さて、今日のところは何をしていようか……
暇だしここの設備をいろいろ見に行こう。
部屋を出てまずは案内板を探す。本当にいろいろあるな……
売店とかゲーセンとかスポーツジムとか漫画喫茶とかetc……
まぁ暇を潰すのならゲーセンだな。
俺はゲームセンターのほうに向かっていく。
入ろうとすると後ろから声をかけられた。どこかで聞いたような声だ。
「あれ、雨宮君?」
振り向くとそこには風晴と金髪の女の子がいた。
「え?風晴?なんでお前が……」
「雨宮君も能力者だったの?」
ここにいるってことは風晴も能力者だったのか……
「あぁ、実はお前と会う前からさ~」
「?ここにいるってことはそういうことでしょ?」
何を言っているのかよくわからない、どういうこと?
「時音、この人知ってるの?」
女の子が風晴に話しかける。
「前に言ったでしょ、面白い人と友達になったって」
面白い人…まぁそれはいいや
「あぁそういえば言ってたわね。雨宮さんだっけ?」
「あぁ、雨宮速人だ。」
聞いてきたので答える。
「私はありす、時音とは…まぁ長い付き合いよ。よろしくね。」
なんかちょっと詰まってたのは何だろうか。能力者のパートナーなら別に隠すことはないよな。
ありすちゃんか…普通にかわいいな。性格も良さそうだし。こんな彼女欲しいな。
「雨宮君、ありすに手を出したら許さないからね?」
やっぱそういう関係?てか心読めるの?笑顔が恐い……
「な、なんだよ。別になんも考えてないし」
「だったらいいけど」
なんかすごい殺気だったな……
「せっかくきたしみんなでゲームをしようよ」
風晴の提案でみんなでゲームをすることに
レーシングとかなら皆でできるからって……
まぁいいんだけどね、強すぎるよ風晴、なんでそんなうまいんだよ。
「時音は手加減してるつもりなんだろうけどね……」
ありすちゃんは呆れながらも笑っている。
他のゲームもいろいろやったがまったく風晴についていけない。
ゲーセンのゲームマスターしてるってどんだけだよ。
「時音は置き型、携帯、オンライン、TRPGまでマスターしてあるのよ」
そんな説明受けても困る。こいつ普段からゲームしかしてないのか。
まぁゲームしてる風晴はとても楽しそうだからいいか。
そんなこんなで夜中まで一緒にゲームをしてしまった。
俺がそろそろ部屋に戻るということを告げると、
ありすちゃんも「そろそろ戻らないとね」って言いながら風晴を引きずって部屋に戻るようだ。
あれ?もしかして……
「雨宮君の部屋って隣?」
「なんだ風晴の部屋隣か」
隣か……だからどうこうってのは無いが
「また明日な」
そう風晴たちに言って部屋に入ると携帯が鳴った。
ハナからだ。何回か掛けてきてる。
「もしもし?」
「あなた今何してるのよ。」
「え、今部屋に戻ったけど……」
「そう…他の能力者に殺されたかと思ったわ。」
「なんだ心配してたのか?」
「まぁそういうことにしておくわ」
素直じゃないな
「というかお前はどこで何してるんだよ。」
「ちょっと仕事よ。そっちには行けないからさっさと寝なさい」
通話が切れた。言いたいことだけ言ってった感があるな。
まぁ明日からバトルだし、さっさと寝るべきだな。
そういえば時音の能力って何なんだろうな。
違和感だけは感じる。ただ何が問題なのかはわからない。多分ハナのせい。もしくは時音のせい。




