時音「ありすはかわいいなぁ」
時音とありすは三百年も連れ添って生きてるけどまだ健全です。いやそれはむしろ不健全な気もするけれど。
「ふぃ~」
人が多いと疲れるなぁ。
アトラクションは楽しかったけどね。
もう八時か…時間って普通に過ごすと早いなぁ。
また十年後ぐらいに来ようかな。
帰りの電車。ありすに話しかける。
「楽しかったね!ありす!」
「そうね。」
ありすは笑いながら答える。
でも、少し、ありすらしくない笑い方だと思った。
楽しかったというのは本当のようだけど、何か思うところがあるのだろうか…
「ありすどうかした?」
「え?何?別にいつもどおりよ。急にどうしたのよ?」
「いや、何か考え事してるのかなって。」
「あぁーうん、まぁ気にしないでいいから。」
何か怪しい…
「あーもう!気にしないでいいって言ってんじゃん!」
「ありすがそんな顔してたら気になるよ。ありすにはちゃんと笑って欲しいんだ。」
「な、何よ…恥ずかしいからやめてよ…」
ありすは涙目になってる…どうしようどうしよう!?
「もういいわよ…時音がそんなこと言うから悩みは解決したわ。」
「え?」
僕、なんか励みになるようなこと言ったっけ?
「わかんないならわかんないでいいのよ。」
よくわからないけど、いつものありすに戻ったようだ。
ありすは笑っている…いつもの明るい、僕の好きな笑顔だ。
「さて、帰ったらお風呂入ってさっさと寝なさいよ?またゲームして夜更かししてたら怒るわよ。」
僕も今日ははしゃぎすぎて疲れてるからね。そうするよ。
こんないつもと変わらない日常、昔のような新しさはないけど…僕は好きだ。
ずっといつまでも…ありすと一緒にのんびり、楽しく過ごしていたいな。
どんどん短くなってゆく…ストーリーも進まないし本格的にヤバイ。




