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影使いの街  作者: やぎざ
第四章 欲の写身
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欲の写身 20

 晶叢が叫ぶと同時に、再び柱が街に向かって穿たれる。


 「!?」


 そこで晶叢は目を疑った。極太のその咆哮砲。円柱状のエネルギー塊が着弾したかと思えば、地面に当たる寸前で横方向へを弾き返されているのだ。


 「コイツは……」


 ゼフトクリューゲルが吐きだすそれが、段々と鈍角から鋭角へと反射されていく。横に折り返していく。やがてそれは巨人の頭部の横に返され、その後反射されたエネルギー塊の光線は、一気に巨人の頭部を切り飛ばした。


 「面倒なことして嗅ぎ回らずとも、そもそも見えてるじゃねえか面倒なのがよ。あれが鬼道の言っていた月詠アイツの反応地点か。寸前で寄越しやがって」


 来ていたシャツ。その右上肢部分が焼き払われ、前腕を露わにする涼しげな格好の男がそこに居た。

 瓦礫と黒鉛の巻き上がる平地じみた一帯。大地を踏みしめ、巨人の巻き付く遠方のビルを眺める男の髪は鉛色に靡いていた。


 「フンッ!」


 蒼黒の稲妻を巻き上げて跳躍し、巨人のビルの方向へと飛び出す。

 着地。コンクリートの足場に両足を沈めて現れた男を見て、晶叢シナツは口を開く。


 「お前が鴉丸スイレンか」

 「誰だよテメェ」

※別にコレ読んでおかなくちゃ話について行けなくなるよ! 的な補足でも何でもないメモ※


桃城レンカ

女    :16~17歳

身長   :166cm

髪色など :長い黒髪。サラサラしてツヤツヤしてる。割りと美形。

血液型  :A

出身   :遠方の中規模都市。

誕生日  :9月9日

趣味   :鍛錬

大切なもの:自分を慕う仲間、自分が尊敬している人

嫌いなもの:兄、身勝手な人間

欲しいもの:力と機会


ネストに所属する戦闘員の親を持っていた。

兄である桃城レイスケは月影に関心を持つが、彼が月影の敵となる人間を根絶やしにし、実の兄に実の親を殺されてから復讐の日が始まった。

使う影は荊棘裁ルフスレイン。赤色の影をしており、触れたものを切断する内包影力を持っている。

夏前の四海臨空のストレステストの際に、糸吊ブラックラスプという反応の無所属影使いによって殺害される。

その後、桃城レイスケに異常な殺意を持つ月影の反応が確認された。

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