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反抗期少年  作者:
1/7

プロローグ

どちらかといえば、ほのぼのした作品ですが、登場人物に一部残酷な発言がある為、一応R15指定にしています。


作品中、妊娠・出産に関する内容が出てきます。

赤ちゃんを産まない選択をした方を非難したり、傷つけたりする意図はありません。


中高生の性交を助長する気もありません。

(そして、性的描写は一切出てきません。)



「起きなさい!」


もう少し寝かせて。あと5分否、3分でいいから。


心の中の言い訳しながら、布団をかぶって耳を塞ぐ。


どんな夢を見ていたのだろう。


忘れたが、幸せな夢だったような気がする。


思い出したくて、続きが見たくて、目を瞑る。


「今日から学校でしょ!」


放っといてくれよ。


「うわっ寒い。」


勝手にドアを開けたらしい。


「またクーラーつけっぱなしで寝て。」


ピッとリモコンで消される。


「ほら、雑巾。」


布団から出した顔に、ボロ巾が降ってくる。


「何すんだよ。」


ムッとして、母親を睨む。


「今日、持っていくんでしょ?」


しれっと返される。


「うるせえな。」


「いいから起きなさい。」


言葉と同時に布団を剥がされる。


寒さに怒りが勝り、立ち上がる。


「どういう神経してんだ、てめえ。」


「親に向かって何、その口の利き方。」


「着替えるから、出てけよ。」


母親は何も言わず、部屋を出た。


視線を落とすと、握ったままだった雑巾が目に入る。


派手な花柄の、古いタオルから作られたそれ。


ぐちゃぐちゃな縫い目、マジックで大きく書かれた名前。


「こんなもん持っていけるかよ。」


小さく呟き、ドアに向かって投げつける。


それでも怒りは収まらず、乱暴にハンガーから制服を外した。


「隼人!ご飯は!?」


着替えが終わると鞄を掴み、リビングからの声を無視して家を出た。

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