【拾話完結】仇討桜の救済譚【拾壱話準備中】
【あらすじ】
——ある日突然、家族が何者かに殺された。
寂れた神祠・八岐神社で孤児として育てられた少女【桜華】は、突如として何もかもを失った。絶望に打ちひしがれた彼女は自害を試みるが、唯一自身と共に生き残った友に止められ、生きて復讐することを誓う。喪失によって開いた穴を埋める方法は、仇討ち以外に見つからなかったのだ——。
※1本作は私の過去作「天ノ恋慕」の設定の一部をピックアップ、拡大改変したものです。
※2本作は基本的に一人称視点ですが、場面によって変わることがあります。視点変更の際は、本文中に下記のように表示します。
・◇◇キャラ名◇◇:そのキャラ視点
・◇◇◇:三人称視点
【主要登場人物】
〇桜華(おうか)
十七歳の少女。綺麗な桜色の長い髪を馬尾結で束ねていて、目は透き通った濃い紫色をしている。背丈は五尺四寸強。赤ん坊のころに「高祠之国(こしのくに)」の桜並木の下で拾われ、「八岐(やまた)神社」にて孤児として育った。だがある時、八岐神社は何者かの襲撃を受け、桜華は家族のように思っていた孤児仲間たちを亡くした。それ以来、報復を目標にして生きるようになる。何よりも家族や仲間という存在を大事にするが、その中でも小町に対しては並々ならぬ情を抱いている。好物は豆大福。自称、お淑やかな美少女。
〇小町(こまち)
十七歳の少女。黒曜石のような黒い髪で、長さは肩につかない程度。目は透明感のある淡い青色をしている。背丈は五尺三寸弱。赤ん坊のころに八岐神社の鳥居の前に捨てられており、孤児仲間に加わった。襲撃から生き残り、桜華と共に報復を誓う。小町もまた家族や仲間を大事にする。昔なじみの桜華のことは特別に思っているが、素直な想いを口にすることは滅多にない。好物はみたらし団子。勝ち気な性格でありながら、甘えん坊でもあるという二面性を持つ。
〇大河(たいが)
享年四十歳の男性。黒髪の散切り頭。幼少期を孤児として過ごした経験から、辛い思いをする子供が少しでも減るよう願っていた。自身が宮司を務める寂れた神社、八岐神社に孤児を集めて育てるという活動に生涯を捧げた。優れた剣の腕前を持っていたが、八岐神社襲撃の際は子供を守る責務のために敗北してしまう。愛用していた刀には、とぐろを巻いた蛇の装飾が施されている。時に優しく時に厳しく孤児たちを育てた。
※カクヨムでも連載中
——ある日突然、家族が何者かに殺された。
寂れた神祠・八岐神社で孤児として育てられた少女【桜華】は、突如として何もかもを失った。絶望に打ちひしがれた彼女は自害を試みるが、唯一自身と共に生き残った友に止められ、生きて復讐することを誓う。喪失によって開いた穴を埋める方法は、仇討ち以外に見つからなかったのだ——。
※1本作は私の過去作「天ノ恋慕」の設定の一部をピックアップ、拡大改変したものです。
※2本作は基本的に一人称視点ですが、場面によって変わることがあります。視点変更の際は、本文中に下記のように表示します。
・◇◇キャラ名◇◇:そのキャラ視点
・◇◇◇:三人称視点
【主要登場人物】
〇桜華(おうか)
十七歳の少女。綺麗な桜色の長い髪を馬尾結で束ねていて、目は透き通った濃い紫色をしている。背丈は五尺四寸強。赤ん坊のころに「高祠之国(こしのくに)」の桜並木の下で拾われ、「八岐(やまた)神社」にて孤児として育った。だがある時、八岐神社は何者かの襲撃を受け、桜華は家族のように思っていた孤児仲間たちを亡くした。それ以来、報復を目標にして生きるようになる。何よりも家族や仲間という存在を大事にするが、その中でも小町に対しては並々ならぬ情を抱いている。好物は豆大福。自称、お淑やかな美少女。
〇小町(こまち)
十七歳の少女。黒曜石のような黒い髪で、長さは肩につかない程度。目は透明感のある淡い青色をしている。背丈は五尺三寸弱。赤ん坊のころに八岐神社の鳥居の前に捨てられており、孤児仲間に加わった。襲撃から生き残り、桜華と共に報復を誓う。小町もまた家族や仲間を大事にする。昔なじみの桜華のことは特別に思っているが、素直な想いを口にすることは滅多にない。好物はみたらし団子。勝ち気な性格でありながら、甘えん坊でもあるという二面性を持つ。
〇大河(たいが)
享年四十歳の男性。黒髪の散切り頭。幼少期を孤児として過ごした経験から、辛い思いをする子供が少しでも減るよう願っていた。自身が宮司を務める寂れた神社、八岐神社に孤児を集めて育てるという活動に生涯を捧げた。優れた剣の腕前を持っていたが、八岐神社襲撃の際は子供を守る責務のために敗北してしまう。愛用していた刀には、とぐろを巻いた蛇の装飾が施されている。時に優しく時に厳しく孤児たちを育てた。
※カクヨムでも連載中
【壱話】毒花の芽吹き
【一】金切り声
2024/03/13 18:04
(改)
【二】雄鶏の鳴く朝
2024/03/13 18:04
(改)
【三】枯死した神秘
2024/03/13 18:04
(改)
【四】毒のある種
2024/03/13 18:05
(改)
【五】芽を出した毒花
2024/03/13 18:09
(改)
【弐話】不殺の契り
【一】川辺の神隠し
2024/03/14 19:00
(改)
【二】桜の少女は菓子屋にて
2024/03/15 18:15
(改)
【三】神隠しの噂
2024/03/16 18:04
【四】水妖に怯える少女
2024/03/17 18:05
【五】防人への不信感
2024/03/18 18:25
【六】取り繕った溌剌
2024/03/19 18:05
【七】水妖との邂逅
2024/03/20 18:07
(改)
【八】憎悪の手助け
2024/03/21 18:13
【九】甘い抹茶ぜんざい
2024/03/22 18:16
【参話】互助の願い
【一】凶刃の潜む夜
2024/03/23 19:00
【二】潮風香る港町
2024/03/24 18:06
(改)
【三】嘆き苦しむ少女
2024/03/25 18:22
【四】桜の薬効
2024/03/26 18:32
【五】線香花火の四段階
2024/03/27 19:00
【六】着崩した防人
2024/03/28 18:06
【七】辻斬りとの対峙
2024/03/29 19:00
【八】火花散る桜吹雪
2024/03/30 18:27
【九】防人の司令たち
2024/03/31 18:18
(改)
【十】探し求めた商人
2024/04/01 18:22
(改)
【十一】心優しき少女の願いは
2024/04/02 18:28
【肆話】焦燥の裏返り
【一】刀狩りの鬼
2024/04/03 18:21
【二】打音響く鍛造の町
2024/04/04 18:02
【三】傲慢の権化
2024/04/05 18:11
【四】最も素晴らしい刀
2024/04/06 19:00
【五】鬼を呼ぶ秘策
2024/04/07 18:08
【六】焦燥に悩む二人
2024/04/08 19:10
【七】咲き誇る梅の花
2024/04/09 19:00
(改)
【八】砕けた誇り
2024/04/10 19:00
【九】寒風に舞う暗香
2024/04/11 18:10
【十】焦りは転じて答えへと
2024/04/12 19:00
【伍話】白昼の蝕み
【一】産み落とされる悪夢
2024/04/13 19:00
【二】港町の宝石商
2024/04/14 18:05
【三】蝕まれる日輪
2024/04/15 19:00
【四】顕現した地獄
2024/04/16 18:06
【五】山道での再会
2024/04/17 18:18
【六】邪悪に蝕まれた村
2024/04/18 19:00
【七】吃る円背の防人
2024/04/19 18:17
【八】防人の目指す物
2024/04/20 19:00
【九】心と真逆の空
2024/04/21 18:14
【陸話】悪魔の爪弾き
【一】防人蔓延る城下町
2024/04/22 18:02
【二】骨董屋の奇人
2024/04/23 19:00
【三】防人と不審者を兼ねる女
2024/04/24 19:00
【四】取り憑かれた男
2024/04/25 19:00
【五】人喰い狼の出る村
2024/04/26 19:00
【六】神の御鏡
2024/04/27 19:00
【七】不審な信仰
2024/04/28 19:00
【八】神馬神社の巫女
2024/04/29 19:00
(改)
【九】主観で語られた歴史
2024/04/30 19:00
【十】白き獰猛な獣
2024/05/01 19:00
【十一】心を通わせる力
2024/05/02 19:00
【十二】白き温和な獣
2024/05/03 19:00
【十三】絶望の再襲来
2024/05/04 19:00
【十四】穢れを纏った狼
2024/05/05 19:00
【十五】狼と魔女
2024/05/06 19:00
(改)
【十六】村に潜む魔女
2024/05/07 18:09
【十七】閃光と共に現れた剣士
2024/05/08 18:14
【十八】号哭せし友との再会
2024/05/09 19:00
【十九】少女らの真の目的
2024/05/10 18:23
(改)
【二十】悪魔崇拝の拠点
2024/05/11 18:04
【二十一】無敵の言い訳
2024/05/12 18:12
【二十二】彼等の目的
2024/05/13 18:12
【二十三】探し求めた秘宝
2024/05/14 18:13
【二十四】彼女は爪弾かれ悪魔へと
2024/05/15 18:03
【二十五】人と人とを繋ぐもの
2024/05/16 19:00
【人相書】壱話~陸話
【人相書】壱話〜参話
2024/05/17 19:00
【人相書】肆話〜陸話
2024/05/17 19:00
【漆話】木偶の仕舞い
【一】煙の立つ港町
2024/05/18 19:00
【二】燃えるように咲く
2024/05/19 19:00
【三】またも燃えた港町
2024/05/20 19:00
(改)
【四】燃やし燃やされる
2024/05/21 19:00
【五】大雨の中で
2024/05/22 18:11
【六】七人御先
2024/05/23 19:00
【七】怪異の目撃者
2024/05/24 19:00
【八】怪異探しの助っ人
2024/05/25 19:00
【九】風を切る音
2024/05/26 19:00
【十】闇に誘う影
2024/05/27 19:00
【十一】傀儡の末路
2024/05/28 19:00
(改)
【捌話】薄倖の生残り
【一】真なる勝利へと
2024/07/10 18:02
【二】賭場で起きた事件
2024/07/11 18:15
【三】ごみ漁りの少年
2024/07/12 18:11
【四】違法な闘技場
2024/07/13 19:00
【五】丁か半か
2024/07/14 18:15
【六】恩人との再会
2024/07/15 19:00
【七】運も実力の内
2024/07/16 18:06
【八】五回の出目の和
2024/07/17 18:06
【九】花合わせ梅四つ
2024/07/18 19:00
【十】下手ななんちゃら数撃ちゃ当たる
2024/07/19 21:00
【十一】運の他力本願
2024/07/19 22:35
【十二】豪運の種類
2024/07/20 20:10
【十三】豪運を穿つ作戦
2024/07/21 21:00
【十四】思い出した
2024/07/22 21:00
(改)
【十五】何者でもない一般人
2024/07/23 21:00
【十六】少年は今泣いている
2024/07/24 21:00
【十七】救出——否、脱走
2024/07/25 21:00
【十八】作戦会議
2024/07/26 20:17