ピンクと時価
とんとん拍子で商談が決まりそうだが、扱いきれるのかは疑問に思うところ、なのでてってっててー。
アガバイト製の防具ー。
アガバイトはピンクと赤の中間の色の鉱石をしようしていて、鉄の三段階上の硬度を持つ素材で腕が良ければ、鉄でもアガバイトを切断することが可能ってのがこの世界の理。
これはクォリーが作った上だけの鎧。
俺が作ると何らかの付加が加算されてしまうので…。
「これは…少しでも切断をすればお眼鏡に叶うと思えば宜しいか?」
「いえ、この鎧はアガバイトで出来ておりますゆえ、傷を付けることが出来れば問題はございません」
「なるほど、三乗断斬ですな」
三乗断斬ってなにさ!って思ったら前にクォリーから聴かされた事があった、現代ではダイアモンドが一番固いとされているが、概念的にダイアモンドでも鉄のハンマーで砕く事が出来ると言う力加減と衝撃の分散でへき開面などで、通常で何倍も硬度があるダイアモンドが鋼鉄のハンマーで条件が一致した場合になるが砕くことが出来る。
なぜ砕くことが出来るのかは割合するが、こっちの世界でもへき開面を用いた方法でスキルによる力を加えて破壊や切断を行うので、某ル○ンの仲間、○右衛門の斬鉄剣の様に石とかをバターの様に切る事が出来たりするらしい。
らしいって俺はほら…剣士スキルをあんまり上げてないからさ。
「このロングソードであれば、どんな鎧も斬って見せましょうぞ!」
めっちゃ気合が入ってるおっさ…げふげふ…人のことを言えないな、まぁ傷が付く程度であれば俺にも出来るので刃先が食い込むぐらいであればいいかな。
「では裏庭にて、実演してもらいましょう」
「あい、わかった」
そうして準備を行い、木製のマネキンもどきにアガバイト製の鎧を装着させていく。
が、普通にしても面白くないので硬化の付与を左肩あたりにこっそりかけておく。
「準備が出来ましたので早速始めますか?」
「そうさせてもらう」
そう言ってジャンがロングソードと鎧の両方を何回か確認して…。
ヒュンッ
あ、あれだ鎧の右肩が切れている…。
この人左利きかよ!!
いあ、確認を怠ったけどさ、ないわー。
「お見事です」
「この剣は良い剣だな、鎧にあたって跳ね返ると思っていたのだが、すんなりと鎧に刃が吸い込まれて斬れおったわ!」
はい、左肩の方だったら跳ね返っていたと思いますよ…。
「それでは金田殿、改めてこのロングソードの品質のものを予備として3本依頼したいのだが、如何だろうか?」
「え、はい。お受けさせていただきます」
「期限は特に指定はしないが、早ければ早いほどいいので報奨金の追加も考えておる」
あの程度なら一日で出来るが、早すぎると色々と問題にされそうなので、一日一本で三日ぐらいを目安に提示しておこうか。
「では、三日ほどお時間が頂けるのであれば、同程度のロングソードを用意させていただきます」
「あい、わかった。では三日後に執事に取りに来させよう、その際に100Tの金貨を持参させよう」
ちょま、100Tって一本で300万円!?感覚が可笑しくなりそうな金額を提示された。
ちなみに、1Bが90円、1Bが1000枚で1Tになるので提示された金額は900万円、材料も鉄を使っているので、一本1000円もしない計算になる。
今まで工房に籠ってたからわからなかったが、いつの間にやら鍛冶スキルが80超えているので、その価値は…まあ…あるのかな…。
この世界に紙幣はまだ存在はしません。




