25話 戦う前から精神攻撃は基本
勝負を挑んできたんだろ?
グレンハム森林公園
デネ「いつ戦うんだ?」
エーゼ「こっちは
あの”刹那の剣士”を
ボコボコにしたくて
うずうずしてるんだ」
ゲルター「・・・あぁ
・・・戦いを
・・・申し込んだらよ
回想
ムリ
回想 終了
エーゼ「はぁっ!?」
デネ「なんでだ!?」
ゲルター「・・・理由は」
回想
クシャ「演劇部の合宿が五日間あって
テストもあるし~」
回想 終了
ゲルター「・・・その他にも
チームメンバーの
都合や事情や予定を
すり合わせないといけないし
戦いたくない
メンバーも居るかもしれないし~
エーゼ「・・・」
デネ「・・・」
ゲルター「・・・戦えたとしても
・・・しばらくはムリだと」
エーゼ「・・・」
デネ「・・・」
デネ「・・・そいつ
・・・どんなやつなんだ?」
ゲルター「・・・強さについて
・・・質問したら
回想
クシャ「MMOなんて
現実より簡単に手に入れられる力だし~」
ゲルター「だったら なぜ
手に入れられる人間と
手に入れられない人間が居るんだ?
そこに
理由があると思わないか?」
クシャ「・・・
仕事や
生活が
忙しいとか
他の趣味が
充実してるとか
ゲルター「・・・」
クシャ「そういうのじゃな~い?」
回想 終了
エーゼ「・・・」
デネ「・・・」
ゲルター「・・・そんなこと
・・・言ってた」
エーゼ「・・・」
デネ「・・・」
・・・ファンタジーの世界で
・・・そういう話は
・・・やめてほしいな
エーゼ「・・・現実的だな」
デネ「・・・そういう人間が
・・・なぜ強い?
エーゼ「・・・そういう人間が
・・・なぜ
・・・MMOをしている?
エーゼ「・・・」
デネ「・・・」
ゲルター「・・・
・・・つかみどころが
・・・ないな
エーゼ「・・・なんか
・・・ガチでMMOしてる
・・・私たちが」
デネ「・・・バカらしく
・・・なってきたな」
ゲルター「・・・まあ
・・・でも
・・・戦いたい
ゲルター「・・・あいつの
”創造のバランサー”に
・・・勝ちたい
ゲルター「・・・同じ
・・・バランサーとして」
面白そうだな
ゲルター「ヤシアか?」
ヤシア「なんか
力に固執してないようだが
そんな人間を
本気にさせてみたいな
ヤシア「私たちチームの練度を
上げておくぞ?
どんな戦法にも
備えられるようにな」
ゲルター「・・・あぁ
・・・でも
・・・相手のリアル事情で
・・・いつ戦えるか
・・・わからねえけどな
ヤシア「・・・」
みんな「・・・本当
”創造のバランサー”ではなくて
”ドリームブレイカー”とでも
みんな「・・・
・・・そう
・・・呼称する?
グレンハム森林公園
アージュ「勝負を挑まれたのか?
他プレイヤーに?」
クシャ「それもチーム戦ね」
シャル「・・・チーム戦」
クシャ「どうする
お兄ちゃん?」
アージュ「私は
かまわないが
みんなは
どうしたい?」
ユナハ「やってみたい!
やってみたい!!」
シャル「私も
ソロプレイヤーだったので
チーム戦は憧れでしたね
やってみたいです」
クシャ「あれ?
みんな乗り気じゃ~ん?」
アージュ「じゃあ
戦ってみようか」
シャル「軽いノリで決めるのね?」
アージュ「まあ
そういう
理由があるからね
闘技場
アージュ「その
ゲルターたちのチームは?」
クシャ「来たみたいよ?」
ゲルター「・・・
ゲルターチーム
ゲルター
エーゼ
デネ
ヤシア
ゲルター「・・・」
エーゼ「・・・」
デネ「・・・」
ヤシア「・・・」
クシャ「あれ?
みんな無言?」
ゲルター「・・・
”創造のバランサー”?
ゲルター「・・・
・・・3か月も
・・・待たせやがって
ゲルター「・・・
季節が1つ
終わりを告げたじゃねえか!?
クシャ「だって~
リアル事情
いろいろあったし~
やることもやらないで
ゲームばかりして
遊んでるわけには
いかないでしょ~?
ゲルター「・・・」
エーゼ「・・・」
デネ「・・・」
ヤシア「・・・」
アージュ「・・・クシャ?
・・・彼らの心を
・・・戦う前から
・・・へし折るつもりですか?
クシャ「え?
私そんなことした?」
ゲルター「・・・ファンタジーの世界で
そういう話は
やめろおおおおおおお!?
ゲルター「夢が壊れるんだよ!?
俺達はファンタジーに浸りたいの!?
この!
”ドリームブレイカー”がああ!!
クシャ「・・・
壊れた夢なら
修復すればいいだけでしょ?
ゲルター「なに!?」
クシャ「そして今度こそ
夢を形にするの
ゲルター「・・・」
クシャ「そうやって進まないと
夢は手に入らないよ?」
ゲルター「・・・」
エーゼ「・・・」
デネ「・・・」
ヤシア「・・・
壊したの
てめえええなんだよおお!?
ゲルター「なんだよ!?
かわいいマスコットを
楽しんで喜んでたら」
想像クシャ「中のおじさん
あっつそ~う♪」
ゲルター「みたいなことを言う
子供の夢を壊す
大人みたいなこと
言いやがってえええ!?」
クシャ「なに?
あなたたち
子供だったの?」
ゲルター「ちげええけどなああ!?」
ユナハ「・・・」
シャル「・・・」
アージュ「・・・クシャ?
・・・この人たち
・・・強いのか?
冷静な分析
やめてくれねええかなあああ!?
ゲルター「てめええら!?
現実主義者軍団か!?
MMOの世界で
夢を壊すクソ野郎どもかあ!?」
アージュ「(・・・クソ野郎と
・・・言われるとは)」
クシャ「でもねゲルター?
バランサーの力なら
私よりアージュの方が
うまいよ?
ゲルター「・・・
・・・え?
クシャ「私はアージュの劣化版
どうしても強いバランサーと
戦いたいのなら
アージュと
バランサー対決する?
ゲルター「・・・」
ゲルター「・・・・・
・・・・・」
ゲルター「・・・もう
・・・人の感情を
・・・ぐちゃぐちゃにしやがって!!
クシャ「・・・え?」
ゲルター「・・・そういう意味では
お前と
バランサー対決
させてもらう!!
ゲルター「私怨も込みでなぁ!?」
クシャ「・・・」
クシャ「・・・なんか
・・・本来の目的
・・・ぶっ壊れて
・・・な~い~?




