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異次元の女優たち  作者: 宮里英門
第1章 奇才塾 編
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12-1 「未来映画」創立記念作品「女優魂」①

 その後、「未来映画」での100周年記念作品として、その主演女優として、オファーされたキセキトワは、「未来映画」株式会社を訪れていた。


 そこには、社長の詩根舞子しねまいこ、映画監督の本松天都ほんまつてんと監督、脚本家の飯本角代いいもとかくよがきていた。


すると、監督から、


「まずは、今回、この作品の主演女優として、承諾して頂いて、本当に感謝しています。この作品の制作の関係者たちからは、あなたが、まだまだ素人なのだし、年齢も若すぎるという声もありましたが、あの黎明劇場での舞台を観たら、そんな心配は吹き飛んでしまいましたよ。なんせ、あの舞台のエメラルダ女王役の貫禄ある堂々とした演技は、まさに、ベテランの大物感を感じられて、素晴らしかったよ。」


すると、社長の詩根舞子しねまいこからも、


「本当よ。実は、私は、もう、4回は、あの舞台を鑑賞させて頂いたわ。もう、2回目以降は、その内容は、知っているので、あなたの素晴らしい演技を観たくて、何度も足を運んだのよ。本当に、素晴らしい演技で感動したわ。」


そこに、同意するように、脚本家の飯本角代いいもとかくよも、


「私も、本当に感動したわ。あなたみたいに、若い人で、あんな演技ができる人って、他にはいないわ。今回の私が書いた「女優魂」は、私の生涯でも、渾身の作品でね。よほどの演技派の人でないと、主演させたくないと思っていたし、まあ、出たいと簡単に言われても、そこら辺の女優たちじゃ演技力がなさすぎて、恥をかくだけよ。だけど、あなたの舞台を観て、もうあなた以外には、考えられないっていうのが、今の正直な気持ちよ。」


すると、監督から、


「そうなんです。飯本いいもとさんの、今回の作品は、「未来映画」での100周年記念作品としては、一見地味で派手さもないが、果たして、100周年記念作品と相応しいのかという意見もあったのですが、その深い内容で、圧倒的な感動作として完成しよう、という意気込みがあったのです。」


すると、キセキトワは、


「なるほど。皆さんの、この作品に対する作品愛と、意気込みを感じました。私も、全身全霊を込めて、演じさせて頂きますので、どうか期待していてください。必ず、期待以上のものにしてみせますわ。」



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