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異次元の女優たち  作者: 宮里英門
第1章 奇才塾 編
108/108

11-2 謎の天才女優、現る②

 そして、記者会見は、終了し、新作映画「女優魂」の主演女優オーディションについて、その内容が、近日、発表されるということであったのだが、急遽、オーディションは、しばらく見送りという発表があった。



 すると、それよりも半年前のこと。


 国内最大規模の劇場である「黎明れいめい劇場」において、上演される舞台「エメラルダ女王」の稽古が行われていた。


 ある日、劇場より、119番に連絡が入り、主演女優が舞台から落ちて、救急車が要請された。


そして、舞台関係者が集まり、緊急会議が開かれていた。


座長から、


「大変なことになった。主役のエメラルダ女王役の美貌野美津子びぼうのみつこは、腰の骨を折って重症だと連絡があった。これほどの演技力のある大女優は他にいないので、もちろん代役などは考えられないし、この舞台は、ここまでの規模の舞台は、近年珍しく、それに加えて、海外からも要人を招待している。中止などは、もちろん、回復するまで延期にするわけにもいかないんだ。」


「それなら、いったいどうしたらいいんだ。」


すると、スタッフの1人から、


「ちょっといいですか。そうなると、誰か代役に相応しい人をさがすしかないでしょうか。」


制作関係者からは、


「もちろん、難しいことだが、現実的にはそれ以外の方法は見当たらないな。しかし、美貌野美津子びぼうのみつこの代わりが務まる女優なんているのかな。パッと考えただけでも、全く思いつかないよ。それに、万が一見つかったとしても、スケジュールが合うかもわからない。上演まで、あと1週間しかないんだからね。」


すると、そのスタッフの1人から、


「あのう、ネクスト、って、知ってますか。」


「なんだい、それは?」


「いわゆる、舞台などの代役を務めるという、、、。」


「ああ、今、うわさの、いわゆる代役屋だろ。何か聞いたことがあるな。だけど、小さな劇団とかで、穴がぬけたときの代役だったって話しだろう。おいおい、今回のは「黎明れいめい劇場」だぞ。それも、美貌野美津子びぼうのみつこの代役だよ。素人のわけのわからない代役なんて、冗談だろ。」


すると、そのスタッフは、真剣な表情になって、


「いや、実は、私もそう思っていたんですが、知り合いが、たまたま頼んでいて、その話しを聞いたんですよ。ちょっと話しだけでも聞いてもらってもいいですか。」


「おいおい、本気かい。」


「もちろんですよ。美貌野美津子びぼうのみつこの代役ということも、この「黎明劇場」の大舞台ということも、すべて踏まえた上で考えて、お話ししているんです。」


「なんだって。そんなに言うなら、一応聞いてやるよ。聞くだけだぞ。話してみろよ」




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