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9.水晶の輝き

クロトたちは1週間程忙しかった。

カエルの大量発生後の、それを捕食しに来た鳥、カエルと鳥が通常の個体数に戻っても、その惨状は酷いものだった。

町の人たちは、汚い仕事は全て孤児がやるものだという意識でいる。そのため、クロトたちはいつもなら自由時間があるが、今回の騒動の掃除が終わるまでは朝から晩まで清掃に励むことになった。


そしてジョナサンが町に戻ってきた。集落3件全て回ったが、絶倫と巨根のスキルの手がかりはなかった。

ジョナサンはもうこの町にくることはないと思い、やり残したことを終わらせしだい旅に出るつもりでいた。

町の交通量の多い道と公共施設は掃除が終わっていた。裏路地は酷い有様だが、宿周辺は店主が掃除しながら出迎えていた。ロッキーのいる時間帯に合わせて、ギルドに向かった。

「ロッキー、こないだのカエル駆除の件は依頼失敗ってことでいいから手続き頼むわ」

ロッキーは書類の束をジョナサンに渡す。

「これは?」

「ギルドに未契約な孤児たちに仕事を振ったので、反則金関係の書類ですよ」

書類をみると、シャレにならん金額であった。

「ちょいまて、孤児たちには直接金を渡してギルドは無関係だろうが」

「これがギルドの規則書です。入会時に説明あったと思いますけどね」

依頼の下請けはギルドを仲介することと書かれている。

「ですが、孤児たちを今すぐ集めて、ギルドに登録という形をとるなら今回の

これらの書類は無かったことにします。私の方で正規の手続きがあったものとして

処理しますので。」

「おう。分かった。孤児ども連れてくるわ」


ジョナサンは孤児院にいくと、マーガおばさんに事情を説明する。

「寝てるしね。起こすと可哀そうだから、荷車に子供たちを積んで運んでいいよ」

マーガおばさんは人力用の荷車を指さす。

ジョナサンはカエル討伐に参加したクロトたちを荷車に積んでいく。

「ちと、ガキども借りてくわ」

「ああ、この子たち疲れてるから雑に運んでも起きないから安心しな」

マーガおばさんは、子供たちの心配など一切せずに送り出す。

ジョナサンはかなり雑に荷車で子供たちをギルドに運ぶ。


ギルドにつく。

ジョナサンが、寝てる孤児を抱えて、子供の手を水晶に当てる。

その後は必要事項をロッキーが書いていく。同様の手順で一人ずつ登録していく。

最後はクロトだった。よだれを盛大に垂らしながら、寝ている。

「ロッキー、このガキで最後だ」

クロトの手を水晶にあてる。水晶が光出す。

ロッキーは青ざめている。棚から別なマジックアイテムを取り出す。

「スキル鑑定してみます」

スキル「絶倫」「巨根」「自動修復」と表記された。

「もう一度スキル鑑定してみます」

スキル「絶倫」「巨根」「自動修復」と表記された。

「ジョナサン、貴方が持っている絶倫、巨根のスキル説明のある本を見せてください」

ジョナサンは愛用の本をロッキーに渡す。

「ダメですね。これ教会の公認マークがないので、嘘の可能性があります」

ジョナサンの顔が真っ赤になり、怒りが爆発寸前だった。

「待ってください。鑑定結果を見てください」

ジョナサンは鑑定結果を見る。そこには伝説のノーマルスキルがあった。

「鑑定結果は本物なんだよな? 本物しかないはずだ。やっぱり存在したのか。

俺の考えに間違えは無かった。この地域にこのスキルがあったんだな」

ロッキーは通報ボタンを取り合えず押す。

「通報ボタンを押したので、このギルド(出張所)の管轄の州都にあるギルド(都市ギルド)

に信号入れました。討伐隊が編成されると思いますので、クロトは討伐隊到着まで独房入りですんで、

そのままこちらに運んでください」

「どういうことだ。レアスキル3つもちではないはずだ。愛読書にもノーマルスキルと

記載があるんだぞ」

「その本は非公式ですので、レアスキル扱いで処理しました」

「お前の言い分は分かった。俺がその討伐隊を説得すればいいだけのことだな」


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