しっばいとえがおはしあわせ(初日)
主人公の佐藤 豊は、20歳前後フリーターだ
特に何もすることもなく、ただただコンビニでバイトしてるフリーター。
「いらっしゃいませ
こちら合計で1975円になります
ありがとうございます、またお越しくださいませ。」
毎日これの繰り返し、コンビニと言う清潔なハコは人から自由を奪いロボットにしてしまう。何ともシニカル
そんなロボット生活でも豊には楽しみはある。
新発売のゲーム
[ジュンテンドー、スイッチオン]の[イカスミトゥース]だ
スイッチオンは、テレビゲーム機にポータブルゲーム機を掛け合わせたもので、いつでもポータブルとテレビゲームの切り替えが出来る。
イカスミトゥースはイカスミをどれだけフィールド上に塗れるか競いあう今流行りのゲームだ。
豊はコンビニのバイト代だけでも十分にゲームを買えたが、せっかくなので短期でバイトしてみる事にした。
伊藤軒という高級レストランの短期バイトだが、これがなかなか楽で予め出来上がった料理を運ぶだけ、高級レストランなので予約している人しかおらず客が多くない。
そんな楽々バイトだったがお客さんが帰った後ちょっとした事件が起こった。
豊がモップのバケツを用意してみんなモップを洗う。
「あぁ〜!!ごめん! 大丈夫?」
女の子が豊のジーンズに水を掛けてしまったのだ。
しかしすぐ乾く程度で大した事ないのだが、その女の子の反省ぶりは豊にとって事件のようなものだった。
笑えたし、心が温まるものだった。
「えー、ホントに、ごめん、」
「大丈夫だよ、すぐ乾くくらいだし」
「ホントごめんね、殺しちゃて下さい」
「殺すなんて大げさな」
「ひかりよくやらかすのこないだもバイトで後輩に迷惑かけちゃったし」
「あらーま、気をつけなよ、そういえばよくここで働いてるの? 名前は?」
「私は北村ひかり、よろしくお願いします」
「俺は佐藤 豊よろしくね」
ひかりは終始、豊にの目を見て
ひかり終始笑顔を大切にしていた。
人は目が合う、ただそれだけの事で特別な意味を持つ、共感、好意、恋から威嚇、縄張り、警戒などの意味だ。
よく男女の仲で言われているのは10秒以上目が合うと両想いになる。恋に落ちるというのだ
笑顔は無償であり、無限の力があると言われている。人は相手の笑顔を見る事で幸福感を覚え、自分が笑顔になる事で幸福になる。
つくり笑顔というのはすぐ見抜けるモノで、目が不自然であったり、声のトーンが低かったりする。
ひかりにはそれがなく洗練された笑顔、単純にいい子なんだなと豊は思った。
初対面の人でも心を掴むひかりの笑顔
恐ろしい破壊力だと豊はおもった。
バイトが終わり家に帰ると、いつも通り布団に飛び込んで人気動画投稿サイトウィークリーモーションをみた。
ふと眠気が襲って
「残り6人の悪魔を倒して贖罪せよ」
気がついたら豊は桜の木下に寝転がってたのだった。




