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忍者ムーブ始めました  作者: 大和・J・カナタ
第4章 ギルドを作りました
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04-09 開かずの石扉でした

 十人でフィールドを歩き、ユージンから教えられた場所を目指すジン達。ギルドホームを建てる場所が、いい加減に見つかって欲しい。

 北門から出て少し東へ向かうと、そこには少し小高い丘があった。その丘の上に、ちょっとした林が存在する。


「この辺り……かな?」

「うん、ここなら意外と良いかも?」

 林の中に足を踏み入れると、木々に囲まれた広場があった。その広場の中央に、看板が立てられている。この看板が、購入可能な土地である事を示すのだ。

 尚、購入済みの土地は立て看板に”売却済み”の文字が表示される。その為、ジン達は看板の文字を真っ先に確認するのだが……幸いな事に、この土地はまだ売り出し中だった。


「ここにホームを建てる……か。うん、結構良いかも……」

 広場はそれなりに広く、家を建てる分には不自由しないだろう。始まりの町から少し歩くが、移動にそれ程長時間は掛からない。林の木々のお陰で、ちょっとした隠れ家っぽさもある。

「どうだろう? 俺はここが良いなって思う」

 ヒイロの言葉に、ジン達も周囲を見渡して頷く。

「拙者もここが気に入ったでゴザル」

「そこの丘で、ピクニックみたいな感じも出来ますね!」

「私もここ、素敵だと思いますよ」

「俺も異論無しッス!!」

 ジン、ヒメノ、アイネ、ハヤテは賛成らしい。


 うむむ……と考え込むのは、レンだ。

「レン、どうかな?」

「立地は良いと思います。ただギルドホームを建てるなら、お庭とか作れたらと思うんですけど……出来るんでしょうか?」

 ガーデニングをしたかったらしい。そんなレンに、すかさずシオンが声を掛ける。

「土地内の管理は、プレイヤーに委ねられるようです。庭造りも出来ますし、畑なども作れるそうです」

 システム・ウィンドウを操作している事から、シオンはギルドホームと土地について調べていたらしい。流石のメイドっぷりである。

「成程、それなら私も賛成ですね。シオンさんは?」

「お嬢様と皆様のご意向に……は、ズルい返答でしょうね。私も、この場所は気に入りました」

 シオンも賛成らしいので、満場一致だ。


「それで、お値段は?」

「高そうッスよねー」

 アイネとハヤテが視線を立て看板に向けると、そこには土地購入額が表示されていた。

「五千万……ッスか」

「かなり高額ですよ……」

 汗を流す機能があれば、二人は冷や汗をかいていただろう。もっとも五千万というのは、土地の中では高過ぎず安過ぎずという所だ。丁度、中間くらいである。


「どうします?」

「俺、千くらいなら……」

「拙者も今回のイベントで稼いだから、千くらいなら大丈夫でゴザルな」

「私もです!」

「えーと……はい、今なら二千くらいあります」

「五人で一千万ずつ出し合うのはどうでしょう?」

 荒稼ぎというわけではないが、今回のイベントで貴重な素材以外を売り払ってもそれなりに儲けられた五人である。

 元よりヒイロ以外はユニーク装備持ちだ、買うものなどポーション等くらいである。


 五人で話し合い、各々一千万ずつ出し合って土地を購入した。

「……将来稼いで、払うッスよ」

「私も頑張りますね……」

「可能な限りで大丈夫ですからね」

 レンがクスッと笑って言うが、支払いに参加しなかった二人はそれでも申し訳なさそうにしている。


 しかし、問題はまだ残っている。

「まだ、家を建てる分の支払いがありますね……」

「誰に建ててもらうか……っていうのも、決めないと……」

 今、ユージンにその話を振るのは酷というものだろう。とりあえずは土地が確保出来たので、良しとする事にしたジン達。

「ついでだし、この辺りに何があるか探索しないッスか?」

 そんなハヤテの提案に、全員が賛成したのだった。


************************************************************


「少し上の方に、湖がありましたよー!」

「釣りなんかも出来るのでしょうね」

 ヒメノ・レン・アイネの中二女子トリオが、ニコニコしながら戻って来た。

「少し南の方に行くと、洞窟があったでゴザルよ」

「中が地底湖になってたッス! もしかしたら、そっちの湖と繋がってるッスかね?」

「ダンジョンって感じじゃなかったね。観光地って感じかな」

 ジン・ヒイロ・ハヤテの男子トリオも、見付けたモノについて説明する。隠れた名所という感じだったので、後で女性陣を連れて行こうと思っていた。


「皆様、土地に簡易テントを設置致しました。当分はそれを使って資材等の管理を行いましょう」

 シオンはPACパックを伴い、仮設テントをいくつか設置していた。中は仮のホーム扱いとなるので、許可の無いプレイヤーは入れない。アイテムを保管するのに、丁度良いのだ。


 最もフィールドに仮設テントを設置する場合は、時間制限が設けられる。ずっとその場所に置き続けるという事は、出来ないのだ。

 しかし、購入した土地ならば話は別。仮設テントを設置しても、時間制限は一切無いのである。


 ひとまず仮設テントに置くのは、ギルドホームの建設に使おうと考えている物だけだ。それ以外の素材は、何かしらの装備等を作ったり強化したりする時の為に持ち歩く。


「後は、あっちの方かな?」

 ヒイロが視線を向けたのは、北東の方向に見える森だ。

「どうする? 時間はまだあるし、行ってみても良いかもって思うんだけど」

 そんなギルマスの言葉に、他の面々も頷いて返す。

「冒険でゴザルな!」

「何かあるでしょうか?」

 ジンとヒメノは、実に楽しそうである。ゲームを全力で楽しんでいるのが、よく解る。


 ここに居るメンバーは、全員がジンとヒメノの事情を知っている。それ故に、二人が気兼ねなく存分に楽しんでいる姿が、喜ばしい。

「じゃあ、行くッスか?」

「テントとか、大丈夫でしょうか?」

 ワクワクした様子のハヤテだが、アイネが不安そうにテントに視線を向けた。そんなアイネに、シオンが微笑みながら話し掛ける。

「ご安心下さい、アイネ様。購入済みの土地の中にある物は、ギルドメンバー以外には移動不可のオブジェクトとなります。勝手に持って行かれたりはしませんので、ご安心を」

「それなら、全員で行っても問題は無いですね!」

「良かった、それなら安心です」


 そうと決めたら、早速! と、ジン達は森に向けて歩き出した。草原に囲まれた北東の森は、それなりに広そうだ。

「そういえば、始まりの町で話しているプレイヤーが居たね。『北東の森に、開けられない石扉がある』とか」

「あぁ、確かに言っていたでゴザルな。探してみるでゴザルか?」

 ついでに探してみようと、ジン達は心のメモに石扉の件を書き留める。


 ……


 森の中に足を踏み入れると、風景は一変した。というのも、森の中は大きな木々に囲まれており、陽の光があまり射し込まない。一言でいえば、暗いのだ。

「魔女とか居そうッス」

「確かに、ファンタジーには定番ですね……森の魔女」

 ハヤテが笑いながら言った言葉に、レンも苦笑しつつ頷く。


 新メンバーは従兄弟であるジンとハヤテを除けば、まだ出会って日が浅い。しかし仲間意識がある故か、話しにくいという印象は見受けられない。

 これまでは人を避けていたレンも、ジン達との出会いを経て随分と変わった。ハヤテやアイネの事も、他のメンバー同様に受け入れている。


 これらは、少人数のギルドである事が功を奏している。各々との会話、意志の疎通が取りやすいのだ。

 大人数のギルドの場合……例えば【聖光の騎士団】くらいの規模となると、ギルドマスターであるアークとは会話した事が無いプレイヤーがいてもおかしくないのだ。そこまでの規模となってしまうと、統制が取れなくなってしまいかねないのだが……少人数ギルドの場合、互いの動きが良く解るのでその心配はかなり軽減される。


 加えて新メンバーの二人が、打算も下心も無い人間性だった事もある。加入決定後より、二人は純粋に既存メンバーとの仲を深めるべく、積極的に行動している事も大きい。

 そして大体においてハヤテはジンと、アイネはヒメノ・レンと行動を共にする。姿の見えない状態というパターンがほとんど無いのだ。それでいて人間性が優れている為、安心して受け入れる事が出来る。


 結論を言うなら、【七色の橋】はメンバーに恵まれた……という一言に尽きる。


************************************************************


 森の中を探索する内に、【七色の橋】の面々はとある物を見付けた。

「これでゴザルか、例の石扉」

「天の岩戸みたいですね」

 ジンの言葉に、アイネが嘯く。

「どれどれ、開かないって噂ッスけど……」

 ハヤテが石扉に手を掛け、力を込める。しかし石扉は、動く気配がない。


「よし、ヒメ」

「はいっ!」

 普通のプレイヤーで無理ならばと、STR極振りのヒメノに指示を出すヒイロ。ヒメノは力強く頷いて、石扉に手を掛ける。

「……あれ? んーっ!!」

 ヒメノのSTRちからを以ってしても、扉は開かない。当人は押したり引いたり、引き戸を開けるようにしたりと試行錯誤するのだが、扉はうんともすんとも言わないのであった。

「……よぉし、それならこれですね……【ナックル】!!」

 初めて使用した時に比べ、腰の入った拳の一撃。激しい打撃音が響くのだが、石扉は変わらずそこにあった。


「ヒメちゃんの力でも無理という事は、特殊な条件を満たさなければ開かない扉の可能性が高いですね」

 レンの推測に、他の面々も頷く。単純な力で言うなら、ヒメノのSTRで開かないのはおかしい。なにせ既に100を超えているのだ、ヒメノのSTRは。

「何か条件を満たさなければ、開かない……かな。特殊なクエストの可能性もあるね……」

 そう言って、ヒイロが石扉に手を触れる……はずだった。


「あれっ!?」

「お兄ちゃんっ!?」

 ヒイロが石扉に触れようとすると、ヒイロの手が扉を通り抜けた。まさか通り抜けるとは思っていなかったヒイロは、そのまま足を踏ん張るものの……全身が扉の向こうに入ってしまう。


「な、何だ……!?」

 扉を潜り抜けたヒイロが振り返ると、そこには岩で出来た壁があるのみだった。外にあった石扉すら無い、ただの壁である。

「……もしかして、俺だけが条件をクリアしているのか?」

 システム・ウィンドウを開き、ジンにメッセージを送る。返信はすぐに届いたが、他のメンバーは誰も石扉を潜る事が出来ないらしい。

 この先に、何が待っているのか……ヒイロはある予感がしていた。


――もしそうなら……進まない訳にはいかない。


 ヒイロは意を決し、前に進む事にする。ジンにメッセージを送り、少し探索してみる旨を伝える。するとジンから、ある返信が届いた。

「……ありがとう、ジン」

 それは自分かヒメノ、レンのPACパックを連れて行け……という提案のメッセージだ。プレイヤーが連れ歩けるPACパックは一人まで。


 少し迷ったが、ヒイロはヒメノのPACパックであるヒナを選ぶ。この先に待ち受けるモノ次第では、回復役ヒーラーが居た方がいいかもしれないからだ。既に≪聖女の杖≫と【癒しの聖女】をヒメノが与えているので、回復面では即戦力になるだろう。


 それをメッセージで伝えて、一分も経たない内にヒナがどこからともなく現れた。契約者であるヒメノが、ヒイロにPACヒナを貸し出すように設定を変更したのだろう。

「ヒナ、よろしくね」

「はい、ヒイロお兄ちゃん!」

 髪の色とキャラクター性能が違うが、ヒメノが側にいるような感覚になるヒイロ。その事が、ヒイロの精神を落ち着かせた。

「よし、進もう」


 ……


 道中は一本道であり、迷う事はなかった。少し歩くと、すぐに一軒の建物が見える。その建物の前に、一人の男が立っている。見た目は細身の男で、白い髪を後頭部で結っている。その身を包むのは、袴っぽい姿だ……ここへ来て、和装である。

 そんな和装の男は目を閉じて、直立不動。その背には、大きな片刃の剣を背負っていた。


「ほう、久方振りの来客よな」

 喋った。謎の男は、確かに喋ってみせたのだ。つまり、モンスターではなくNPCという事だろう。

「貴方は?」

 NPCだとしても、突然襲われないとも限らない。ヒイロは油断せず、相手の様子を伺う。

それがしは【セツナ】。遥か東よりこの地に流れ着いた……しがなき武芸者よ」

 遥か東という言葉に、日本をモチーフにした場所だろうか? と、ヒイロは考察する。ジンの所有するスキルオーブ【分身】にも、”遥か東の地”という記述があったのを思い出す。


「この場所に封じられ、外界との関りを断ったが故に……()()()()()仕方がない。歓迎しよう、客人よ」

 歓迎という言葉を口にするも、セツナの視線は怜悧であった。

「俺はヒイロ……普通の剣士だ」

 ヒイロがそう言うと、セツナはくつくつと笑う。

「普通? この地の普通は、随分と面妖よな……お主、()()()()()()であろう」

 セツナのその一言に、ヒイロはようやく気付いた。他のメンバーに無くて、自分にだけある特殊な条件。それは……呪いのアイテムだ。


 ヒイロの右腕に装備されている篭手《鬼神の右腕》……これは呪いのアイテムで、一度装備すると外せない。代わりにステータス上昇と、鬼神の霊体を召喚する【幽鬼】というスキルを使用出来るのだ。

 この装備があったからこそ、ヒイロは第一回イベントで好成績を収められたと言っても過言では無い。


「呪われた者同士、仲良く……と言いたい所なのだがな、残念ながらそうもいかぬ」

 そう言うと、セツナが背の大剣の柄を握った。

「久方振りの馳走よ。お主の魂、()()()()()()ぞ」

 セツナがヒイロにそう言い放つと同時、ヒイロの前にシステム・ウィンドウがポップアップした。

『エクストラクエスト【魔剣の呪い】を受領しました』

 これまで受けて来たエクストラクエストと異なり、受領するかしないかを選べないらしい。

「強制イベントじゃないか……!! ヒナ、下がっているんだ!!」

「はいっ!!」

 ヒナの返事を聞いたヒイロは、腰に差した刀を抜き構える。


くぞ、異国の剣士!」

 大剣を抜いたセツナが、ヒイロに迫る。その速度は早く、気が付けばもうセツナの間合いの内だった。

「ちぃっ!!」

 ヒイロは≪騎士の大盾≫でセツナの大剣を受け止める……だがセツナの一撃は重く、ヒイロはノックバック効果を喰らってしまう。

 そんなヒイロを見たセツナが、跳び上がって大剣を上段に構えた。振り下ろされる大剣……所謂、兜割りの太刀筋。それを盾で受けるヒイロだが、先程同様に高威力。HPを消耗してしまう。


「ヒナ、頼むっ!!」

「はい!! 【ヒール】!!」

 ヒナの【ヒール】により、ヒイロのHPが回復する。同行するPACパックの選択は、間違いでは無かった様だ。


 セツナは次に、横薙ぎに大剣を振り払う。受け続けると危険……そう判断したヒイロは咄嗟に屈み、辛うじてそれを避ける。そうして生まれた、セツナの隙。

「今度はこちらの番だ!! 【幽鬼】!!」

 ヒイロの宣言と共に現れるのは、霊体の鬼神。その手にした太刀を振り上げ、セツナに斬り掛かる。

「ほう、面妖な……」

 それを大剣で受けるセツナ。HPは削れていないが、大剣の耐久値を削れている。その減少の度合いを見て、ヒイロは冷静にセツナを分析する。


――今の感じだと、耐久値はそこまで高くない!!


 受け身になってしまっては、高威力攻撃で削られるだろう。そうなれば、最終的に押し負ける可能性が高い。ならば、その高威力を生み出す大剣を破壊する。ヒイロはそう判断し、セツナに斬り掛かる。

「【一閃】!!」

 放つ攻撃は、クリティカルになった。セツナはそれを、再び大剣で受けてみせる。更に鬼神が【一閃】を放ち、ヒイロに絶好のタイミングが訪れる。

「【スラッシュ】!!」

 ジンの様に……そして、第一回イベントで猛威を振るったユアンの様に。ヒイロは全神経を研ぎ澄ませ、集中して武技の発動タイミングを計る。

「【デュアルスラッシュ】!!」

 ヒイロと鬼神による【チェインアーツ】。その猛攻を受けるセツナが、ジリジリと後退する。


 一分間という時間が過ぎ、【幽鬼】の効果が切れた。それはヒイロの【チェインアーツ】が途切れる事を意味する。ヒイロの猛攻はセツナのHPを削る事は出来ずとも、セツナの大剣を破壊する事に成功していた。


――武器を破壊したなら、攻撃力は格段に落ちるはずだ。それなら、競り勝てる……!!


 技後硬直の後払い……【チェインアーツ】の弊害に、ヒイロの動きは完全に止まっている。この後、セツナはどの様な攻撃を繰り広げるだろうか。しかし大剣が無い以上、先程の様な高威力攻撃は封じられたはず……ヒイロはそう思っていた。


 しかし、このエクストラクエストはそれ程甘くは無かった。

「我が剣を砕くとは、見所のある。しかし残念ながら……」

 セツナが口の端を吊り上げ、砕けた大剣の柄を突き出した。

「呪いの魔剣は不滅なり」

 その言葉を証明するかの様に、大剣の破片が浮き上がる。破片はひとりでに集まって行き、数秒でセツナの大剣が復活した。

「な……っ!?」

 驚愕するヒイロを見て、セツナが愉しそうに笑う。


「興が乗って来た。簡単に終わってくれるなよ?」

余談ですが、ソロでエクストラクエストに挑んだのはこれで三人目になります。

一人目はジンですが、二人目は……? その辺りも、いずれ書きますのでお楽しみに!


次回投稿予定日:2020/8/5

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― 新着の感想 ―
いやそんなんDEXの人やろ(決め付けの刃)
[一言] このエクストラクエストで魔剣までもらったらマジモンの某悪魔狩りの4作目主人公みたいに?
[良い点] >後で女性陣を連れて行こうと思っていた。 そこは「陣」じゃなく一人に絞るところだろなに日和ってんだよヘタレ男子共ぉぉぉぉぉっ!!
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