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そしたらさ、何とかなってるんだよね


 というわけで、俺の仲間の三名を軽く紹介したわけだ。

 こんな三人と俺の魔王討伐の旅はもう始まっている。



 今日は魔物討伐の日だ。

 何日か置きに俺たちは、ギルドからの依頼で魔物を討伐しに行く。

 少しでも多く魔物を倒すことにより、魔王軍の士気を下げるのが目的だ。


「おーい、女子二人ー」


 四人は町の出口の目の前で集まるように、話をつけていた。


「ようやく来たのね、私たちは先に冒険の準備をしていたの」


「足を引っ張るわけにはいかないからね。ロアルとルビアのサポートは任せて」


「おいおい、俺は?」


「私たちは後衛で二人をサポートする係でしょ?忘れたの?」


「いやそりゃあそうだけどさ、最近はロアルさん一人しか活躍してないじゃないか。

俺たちだって魔物を一殴りぐらいしてもいいじゃん?」


「雑魚はまかせた。って前にロアル様が言ってたでしょ?私たちはそういう役目なの」


「はいはい、そーでしたね」


 雑魚は任せたか。

 懐かしい。確か四人パーティを初めて組んだ時に俺が放った言葉だ。


「別にあの時ロアルはみんなに前に出るなって言ったわけじゃないよ。みんなそれぞれ得意な役割があるんだからね」


「そうだけどさ、あれからだいぶレベルも上がったし少しくらいははめ外してもいいじゃんかよ」


「ねえ、ロアル様はどう思う?私たちもだいぶ強くなってきた気がするけど」


「時を待て」

 確かにそろそろ前に出てもいいんじゃない?


「うっ、ロアル様の言葉が心にしみるぅ」


「確かに俺達には、まだ早いかもしれないな。リーダーがそういうならおとなしく従うよ」


「じゃあ今日は東の洞窟に向けて出発。近くの村までは私の転移の魔法で移動。いいわね?」


「おっけー」


「いいよ」


「いやだ」

 そうだね。


「え?」



 東の洞窟についた。この洞窟は暗く長く続く道が迷路のように入り組んでいる。

 魔物も弱いものから強いものが出ると言われているので、注意が必要だ。


「周りを明るくする魔法使うね」


 ピカ。


「ここでまず俺たちができることは、周囲を警戒することだ」


「そんなことわかってるよ、盗賊の目を持つルクスだったら楽勝でしょ?」


「何か言ってたほうが、ほら、連携とれるだろ?

ただでさえ静かなところなんだからここは」


「みんな、さっそく魔物がお出ましみたいよ」


「くそっ、まずは魔物をみんなで取り囲むんだ」


「それにしても、あの巨大な体は……」


 ザシュ!バシュ!シャキン!


 ロアルの剣の扱いは相当のもので、魔物を瞬時に闇に葬った。


 俺は無暗に話せないからな。

 だからと言って、話はしない。と思っていると逆に話をしてしまうんだ。

 それで人に迷惑をかけれないだろ。

 だから腹を空かせて、無心でいるんだよ。


 でも魔物が出ると普通は逃げたくなるよな。特に強い敵なんかは。

 そう思うとひとりでに体が動いてる。

 こないだのドラゴンだってそうだ。

 だから今は逆に逃げたいって思うようにしてる。

 そしたらさ、何とかなってるんだよね。


「すごい……」


「ロアルさん、最近、確実に剣の腕が伸びてますね……」


「今のはトロルだったのかしら。大きな棍棒を持っていたけど、それをたったの一瞬で……」


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