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魔王の配下、龍人を捕まえろ!スタート


「それにしてもすごい人数だね。しかも皆さんとっても強そうだよ。

こんなに仲間がいるなら、きっと何とかなるよね?」


「それはわからない」

 そうだといいなあ。 


「おい、リーダーからお話があるぞ、冒険者諸君はしっかり聞くように!」


「はい!」


「……先発隊が、魔王の配下の龍人を発見して先に戦っている。

これより我々も全員の総力をもって、突撃する。

どうにかして弱らせて、捕獲するのが一番の目的だ。

それでも、やむを得ない状況の時は、仕方ないが……。

魔法が使えるものは、後方支援を頼みたい。

前衛職は、魔弾に気を付けながら戦ってもらいたい。特に意見がなければ出発する」


「了解です」


「わかりました!」


「問題ありません!」


「ゆっくり斬り刻んだら良い」

 急に襲われたら嫌だな。


「あはは……」



「よく来てくれた。先発隊は目標の敵をだいぶ弱らせることに成功した」


「よくやった。あとは俺たちに任せてくれ」


「頼んだぞ」


「ああ、敵が弱ってきているならこちらに分がある。

回復魔法ができるものは……一人でいい、先発隊について行ってくれ」


「はい!」


「とうとう私たち、龍人と戦うのね」


「恐るるに足らず」

 怖いよね。


「この場合は……どっちの感情もありそうね」


「よし、その意気だぞ」


「いいえ」

 はい。


「何だ?何か言いたいことがあるなら言ってみろ」


「一人で頑張るな」

 皆さん頑張ってください。


「おお、そうだな。この戦いはチームワークが非常に大事だ。

王国に使える優秀な冒険者が集まっているのだからな」


「不安で仕方ない」

 それなら安心だ。


「そりゃあそう思うのも仕方がないだろう。

だが、その不安を克服したときに真の力が得られるのだ」


「そうじゃないよぉ……」

 そうですね!


「ん?」



 龍人は空に向けて矢を放った。

 それは上空で一度止まり、魔弾へと変化して辺り一体に放射状に降り注いだ。


「気を付けろ、魔弾だ!」


「サポートは任せてください!」


 きゅるるるるるるる、ピカーーーン!


 魔法使いたちが一斉にバリアを何重にも展開する。


「怖いけど、この調子なら……」


「おい、そこ!決して油断するなよ」


「敵は一人で弱い。負けだ」

 強い味方がこんなにいるなら、勝てる。


「そうだね。みんな本当に心強い仲間だよ……」


「今だ!この隙に乗じて畳みかけるんだ」


 うおおおおおおお。


 前衛職の数十人の冒険者たちは、龍人に一斉に攻撃を開始した。


「私も急がねば」

 俺行かなくてもいいんじゃない?


 ザシュ!バシュ!


 ザシュ!バシュ!


 シュイーーーーーーン、パチパチパチ!


 きゅるるるるるるる、ピカーーーン!


 ザシュ!バシュ!


「く、そっ……さすがに冒険者の数が……多すぎる……」


「今だ、特殊魔法使い班、捕らえろ!」


 しゅわわわーん、カチ!


 しゅわわわーん、カチ!


 しゅわわわーん、カチ!


 龍人は何重もの魔法の檻によって、捕らえられた……。


「ふっ……王国の犬どもめ。いつか魔王様に滅ぼされるくせによ」


「目標の龍人を確保、これより目標の転移を開始する。

目標はもちろん指定の牢屋だ」


「はい!」


「ロアル……今の魔法技術見た?すごい術だったね……」


「……」

 余計なことは思わない。


 そして魔王の配下の龍人は冒険者たちの活躍により、王国の牢屋に捕らえられたのであった。


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