第十四話 気付き
···攻撃が···来ない···?
「あぁっ!もうっ!見ててイライラするわよ!」
なぜか苛立っていて、圧が···
恐る恐る目を開けてみると、魔法が逸れて着弾していたらしい···でも、どうして···
「貴方、協力って言葉を知らないの!?」
何をそんなに怒って言って···!?
ミア!?何で俺を庇おうと···目をつぶって耐えようとして···。
でも、リミナは攻撃しなかった···ミアにも当たっていない···。何でそんなことをするんだ···?
「貴方は···ミア?って仲間を信じているの?仲間だと思ってる?上下関係のない仲間だと思ってるの?」
そんなの信じてるに決まって···
「迷惑をかけてたら駄目だ···なんて思ってないでしょうね!?」
···!
「図星みたいね。顔に出てるわよ···。」
やれやれと言わんばかりにため息をつきながら言われてしまった···本当に何をやってたんだ···俺は···勝手に思い込んで···。それを言うために攻撃をしなかったのか···
「貴方の行動はは信頼って言わないのよ。実質ミアを突き放しているのと同義よ。」
そうか···俺はミアを···信頼してなかったのか···後悔のせいなのかわからないけど···体に力が入らない···。
「レイル···。」
「ごめんな···ミア···。頼らなくて···。」
罪悪感でミアを見れない···。きっと怒ってるんだろうな···。
「はぁ···貴方がこんなに弱い人間なんて思ってなかったわ···心外よ。損したわ···。じゃあね。次はないから。」
そう言って立ち去ろうとするリミナを俺は止めることができなかった···。
「···違う···!レイルは···強い!」
ミア···!?
どんどん投稿までの期間が空いてる気がする···
すみません···全く思い付きません←おい