94/245
紫魔法
素晴らしいイラストを描いた絵師に無上の感謝を。
一面紫色の世界。
薄紫、紫そして濃紫の3色で表現できる場所。
この特異な光景を作り出した張本人は、その中心に立っている。
少年風の少女。
華奢で小柄な体格にあどけない童顔。
その細く白い手に触れたら壊れるだろう。
そんな儚げな少女。
限りなく薄い色素しか持たない髪を大きな三角帽子で隠し、ゆうたりとしたローブで全身を包んでいる。
一重のフリルと、ボタン代わりのクリスタルもそうだが、何よりも中央に走った濃い紫に目が行く。
このファッションは自分で選んだのか。
もしそうなら、少女はデザイナーとしてでも生計を立てられるだろう。
「ねえ、見て見てボクの魔法」
ふわりと少女は笑う。
両手で何かを抱えているかの様に広げ、嬉しそうに唇を綻ばせる。
ああ、凄いよ。
魔法も、少女も全てひっくるめて脱帽もの。
この少女が大きくなった時、世界はどうなるのだろうか。
反面怖いが、反面楽しみでもあった。
所要時間 15分
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=35493097
題名:絵師
僕の魔法 Shionty




