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乳ガンになった話を書いておく。  作者: 雷鳥文庫


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6/15

色々と決まっていきました。

 さてCTも受けました。MRIの前ですが、それで結果が出ます。

多分…11月22日だったかな。

(私は診療明細書をこの病院のは大体取っているのです。)



CTの後の診察です。


「そうですね。本当に良くある、とても良くある、加齢による石灰化を含む乳ガンですね。」

画像を見ながらの女医さんの告知です。

確かに。白く写っています。これなのね。

良くあるを二回繰り返されたのは本当にありふれた症例なのでしょうね。


ああ、やはり。すっきりしました。

ここ何日か仕事の面接の結果を待っているような気持ちでした。

早く結果を言ってよ、それによって次の予定があるからさ。

って感じです。


本日は隣に夫がおります。


「今度結果が出ます。」

と言われたので、確かドラマとかではご家族も一緒にとか言うよね、自分から聞きましょうか。

「では夫も同席させた方がいいでしょうか。」

「そうですね。」

と言う事でした。


告知ってのは私が高校生くらいまでは本人にはしなかったものです。でももう違います。

母の時だっていきなり本人だったと、聞いてます。


夫の方が固まってますよ。

でも同席者はいた方がいいのです。

やはりひとりだと聞き落としがあります。


「落ち着かなかったら、しばらく休んでから話の続きを…」

「いいえ、大丈夫です。」


なるほどな。告知されてショックで泣く人もいるよね。

それで乳腺外科は混むのか。

割と丁寧な対応に感心しました。


「ガンの顔つきは悪くないですし、本当に良くある奴です。

たぶん七ミリ、グレードは1、ステージも1でしょう。」

(その時の所見です。)


「そうなんですね、それは良かった。」


母の事で色々調べました。

母のはとてもガンの顔つきは悪かった。あっと言うまに進行しました。タチが悪かったのです。


「年内に検査をして一月に手術。二月から三月に放射線治療ですね。」

「先生、できれば抗がん剤はしたくないんですが。」


母はとても抗がん剤に苦しみました、

それで体力が落ちたのです。

そう言う話をすると、


「まだMRIをやってないのでなんとも言えないですが、ご希望はわかりました。

ただ、お母様の時よりは研究が進んで、もっといい抗がん剤が出ていますから。」


なるほど。乳ガンの研究はものすごく進んでいるそうなのです。


「では全摘でしょうか?」

「今は温存で、放射線治療を併用、そのあとホルモン剤を5年飲む。

と言うのが主になってますよ。」

「全摘の方が心配ないのでは…」


頭に浮かぶのはアンジェリーナ・ジョリイ。


「この大きさなら温存ですよ。ホルモン剤は五年だけど最近は10年という流れもあります。多分そうなるでしょう。」


そうなのか。いや、もう閉経してますからホルモン剤は飲んでも構わないのですが。


「セカンドオピニオンは受けますか?」

「いいえ、大丈夫です。」


どうせどこに行っても切って、放射線当てて、ホルモン剤飲むのは変わらないのでしょ。ガンがあるのは違いないのだから。

別にこだわりません。通い易い所が1番です。


それに特に代替療法とかしたいとは思いません。

標準治療でOKです。

母の時「〇〇でガンが治る」「〇〇でがんが消えた?」とかいう本を読みました。

(今より規制がゆるかったのです。)


がんの体験記も読みました。

大体最後の方にご自分が売ってる、または関わってる健康食品の案内が書いてあってなんだかな、って気持ちになりました。


父に頼まれて丸山ワ〇〇ンも入手しました。

夫が都内まで行ってくれました。とても感謝しています。

東京の医大病院のみで入手できて、A液とB液を交代で打つのでした。


そして母はアガリスクタケを煎じたものを飲んでいました。

実家に行くとあの独特の、キノコを煎じた匂いが漂っていたのです。


喉が渇いて冷たいポカリス〇〇トが飲みたい母、

まずアガリスクを飲んでからだ、と押し付ける父。

そしておこる夫婦喧嘩。


父も藁にも縋る思いだったのでしょう。


私はさめた人間なので、丸山ワ〇〇ンはともかくアガリスクは眉唾だと思っていて、父の目を盗んでポカリ〇〇ットを飲ませたものです。


他にも親戚が送ってくれた免疫が上がるというサプリメントもありました。

…気持ちはとてもありがたかったです。



閑話休題。


「それでは先生、放射線治療が終わったら普通の生活には戻れるって訳でしょうか?」

「ええ、お仕事も出来ますよ。というか通勤前やあとに治療を受けに来る人もいます。」


いやいや。

今ならわかります。火傷をするようなものだし、なかなか大変だったですね。



しかし、加齢による石灰化か。

そんな事もあるんだなあ。


検査の日と手術の日程がサクサクと決まりました。



「なんか疲れたね。ハンバーグを食べて帰ろうか。」

夫がびっくりしています。


いや、それはそれ。これはこれ。

お腹は空きます。なんか食べなくっちゃね。

近くに「さわやか」ではないけど、似たようなお店があります。

ハンバーグを食べて帰りました。


その店はもうありません。


「手術の前に日帰り温泉に行こうか。」

そんな話を夫として帰りました。






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