第27話 宝石姫との決戦
魔法戦争 チェインストーリーそれは因果を紡ぐ救いの物語
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第27話 宝石姫との決戦
まだ陽も上らぬ頃、ローシャは目が覚めてしまって宝石の庭に居た
「朝から早いねローシャ」
「なんやユリアも起きとったんか」
「君に聞きたいことがあってね、その呪いはガレアスのものかい?」
ローシャは少し驚きながらも冷静に答える
「これは別の奴にやられたんや、完璧に隠したつもりやったんやけどな」
「ボクは聖属性の使い手だからね、その手の魔法には人一倍感覚が強いんだ、それで解呪は出来ないのかい?」
「無理やね、この呪いは単純なもんやない、きっと刻印レベルで誰かと繋がっとるんや」
「誰かって誰にかけられたのかもわからないのかい?」
「いや、かけてきた奴はわかるで、だけどそいつはあくまでも媒介に過ぎひん、呪いの原点は違う奴ってことや」
「因みにその効果はなんなんだい?」
「全く見当もつかんわ、少なくともまだ発動はしとらんみたいやし、どの道うちが智也に負けたらそこで終わりやしね」
「智也は君との本気の勝負をしたいと思ってるよ、ボク的には彼に勝ってもらいたいけどだからって手加減はして欲しくないな」
「完全な本気は出さへん、いや智也の前では出したくないんや、せめて智也の記憶にくらいは優しい宝石姫でありたいんや」
「そうか君の物語は....申し訳ないことを言ったね、全力とは言わない、でもその中での本気を見せてくれるかい?」
「それは当然や、うちだって魔法戦争の参加者やし本気で潰しにいくで、でもいかんせん今のうちの伝承は智也ととことん相性が悪いんや、こればっかりはどうしようも出来へんしな」
ローシャは洞窟への道を歩き出す
「もう結界は貼り終わったしそろそろ朝食の準備に行くとするわ、ユリアはどうするん?」
「最終確認くらいはしてから行くよ、この前みたいにはなって欲しくないからね」
朝の日差し、それはいつだって寝起きの人間にはキツイものだ、それも今日の僕にはとびきり厳しい
「いつかくるってわかってた、あの時だって決意した、だから今日は負けられない」
智也はその手に宿る2つの刻印を見て決意を固める
「おはようさん、朝食出来とるで」
「ありがとうございます、これが一緒に食べる最後の食事ですね」
「朝からそないなこと言っとったら勝てる勝負も勝てへんで」
もぐもぐと食べながら話すローシャさんの内心がどうなのか僕には分からなかった
そして朝食も食べ終えいよいよ決戦の時である
宝石の庭にて
「今回は契約は無しや、ユリアの事も十分信用しとるしな」
「わかりました、いよいよなんですね」
「どっちが勝っても恨みっこ無しや、それじゃあ頼むでユリア」
「この勝負を見届けさせてもらうのを光栄に思うよ、始め!」
まずはローシャが動く、宝石魔法は種類の多さが強みだ、ずっと一緒にいたがまだ使ってない魔法も多いだろう
それを全部引き出させてから冷静に対処する、それが僕の出した結論だった
「いくで<宝衣装-アーマダイヤ>!」
ローシャのドレスについた宝石が共鳴し彼女に魔力を与えている
宝石の力を纏ったローシャはスピードを上げて智也に急接近する
「早いっ、<氷装-雪茶花サザンカ>!」
「甘いで、<宝石王の弓-ジェネシス>!」
大爆発が起こり砂煙が舞う
少し離れた崖
「決着ありかしら、案外あっさりしてたわね」
「またやり直しだね〜」
「それでもいいわよ、一番大事なのは彼の意思よ、それがあの子の願いだもの」
メディカが立ち去ろうと後ろを向く
ねみゅい(-_-)zzz




