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柿五郎の妖怪退治~ぼくのかあちゃを助けに行くぞ!~  作者: ケンタシノリ


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第8話 おついの愛情と赤ちゃん姿の柿五郎くん(7)

 柿五郎は、板の間を四つ足でハイハイしながら進んでいる途中で一旦立ち止まりました。すると、床から少しずつ立ち上がると、柿五郎はそのままゆっくりと歩き始めました。


 「おおっ、よちよち歩きができるのか! すごいなあ」


 伝吉は、柿五郎のよちよち歩きをしている様子にうれしそうな表情を見せています。柿五郎は、よちよち歩きの途中でよろけて尻餅をついてしまいました。それでも、少しずつ成長している柿五郎の赤ちゃん姿に伝吉も微笑ましそうです。


 そこへ、柿五郎のおねしょ布団を干しに行ったおついが家に戻ってきました。お庭の物干しに干されたおねしょ布団は、柿五郎らしいでっかいおねしょが描かれています。


 「柿五郎くん、そろそろお腹がすいたかな?」

 「おっぱい! おっぱい! おっぱい!」


 おついは、板の間に上がってから座ると、そのまま着物からおっぱいを出そうとしています。これを見た柿五郎は、すぐにおっぱいを飲もうとおついのところへよちよち歩きをしています。


 「ふふふ、柿五郎くんは1人でよちよち歩きできるんだね。さあ、こっちへおいで」

 「おっぱい! おっぱい!」


 柿五郎がおついのところまでやってくると、おついは柿五郎をすぐに両手で抱きかかえました。そして、柿五郎はおついのおっぱいを飲み始めました。


 「チュパチュパチュパ! チュパチュパチュパチュパ!」

 「柿五郎くん、おっぱいを飲むのが本当に大好きなんだね」


 おついは、柿五郎がおっぱいを飲み続けるのを見ながら笑顔を見せています。柿五郎にとっても、いつも元気なのはおっぱいをたくさん飲むおかげなのです。


 そして、おっぱいをたくさん飲んで満足した柿五郎は、おついによって板の間で仰向けになりました。おついと伝吉は、仰向けになった柿五郎のかわいらしい姿に目を細めています。


 すると、柿五郎の体が突然光り出しました。これを見た2人は、いったん何が起こったのか信じられない様子です。


 「柿五郎くんが、光りながら大きくなっているぞ! どうなっているんだ」 

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