入学編第六話 波乱に満ちた初登校(3)
投稿遅れてすいません!
新作の方にかかりきりで…
「ねえねえ、あなたどこ出身なの?」
「どんな能力が使えるんだ?」
「所属はどの隊になるんだ?」
「うん、とりあえず一人ずつにしてくれない?」
さて、なぜこうなったか説明しよう。
あの後、席に座った俺は先生の話を聞いていた。
ここまではいい。
問題はその後。
チャイムが鳴り下校準備時間になったのだが、途端に俺はクラスメイトから質問攻めにされることになった。
そして冒頭に戻る。
「じゃ、まず僕から。僕は奥山 尊。よろしくね?」
「ああ、よろしく。」
最初に来た彼は、奥山 尊君。見た目は、黒髪の普通の少年といった感じで、おとなしめな雰囲気をまとった少年だ。
「じゃあ、僕から質問。君の好きな食べ物は?」
お?意外とベタな質問だ。てっきり変なことでも聞かれるかと思ったんだが。
まぁ、ここは無難に行こう。
「あー…あえて言うなら肉料理かな?」
「へー、その割には細いんだね。」
「そりゃ、リベレイターだからな。」
リベレイターと言うのはまんま戦闘職種なのでかなり運動する。
そのため、リベレイターに太った(ただし、重さを活用した攻撃が主な攻撃手段である場合、重さを重くするために、わざと脂肪をつけていることもある。)人間が少ないとされる。実際どうなのかは知らないが。
「じゃあ、次は私ね。私は倉田 梨恋。よろしく!」
「ああ、まぁ、よろしく。」
次に声をかけてきたのは、倉田 梨恋と言う生徒。栗色の髪の毛で、若干ウェーブがかかった感じの髪形で、若干つり目の、活発そうな少女だ。
「質問は…うーん…そうだなぁー…」
考えてないんかい。普通質問の内容考えてから聞くだろ。質問ってそう言うものじゃないのか…
「じゃーあー…どんな能力持ってんのか、それ教えて?」
これは御国学園特有の質問だろう。この御国学園以外に、御国島の学校で士官学校まがいのことをやっている学校はない。
────だが、この質問に正直に答えることは出来ない。
と言うのも、俺の場合、少し能力が特殊な物なのだ。
そのため、嘘をついてごまかす必要がある。
さて、何と答えたものか…
「うーん、俺の能力は…重力とか、磁力とか、そう言う力学的な力を調節したりする〈力学操作〉って能力かな。」
「へー!けっこう強力な能力だね。技級は?」
「大体〈AAA+〉位だと思うよ?」
「〈AAA+〉ってかなり強力だな。でも、〈力学操作〉レベルの能力だと、下手すりゃ〈SS+〉ランクぐらい行くんじゃ無いか?」
ここで、名前を知らない男子生徒が、的確な推測をぶっ込んできたが、問題ない。
「度合いが強ければ、ね。能力の強さは個人個人によって違うから。」
「なるほどな…確かにお前の言う通りだ。あ、因みに俺の名前は、黄瀬谷 幸哉だ。よろしくな。」
「ああ、よろしく。」
そんなことを話していると、パンパンと手をたたく音が聞こえてきた。
「はーい、みんな。そう言うのは、帰る準備を済ませてからねー。」
白鷺先生が手をたたいていて、それを聞いたクラスメートは「はーい。」と返事をして、後ろのロッカーに向かっていった。
暫くすると、全員が下校準備を終え、席に着席した。
その後は、軽く明日の連絡がされ、下校することとなった。
少し前から、携帯の調子が悪いんですよねー…
何故か打ってる途中に(文字のしたに線がある状態)打ち間違えたときに消そうとすると、コピペした文や言葉が勝手に打たれて、それまで打ってた文章が無効化されたりするんですよね。
これのせいで作業スピードか落ちまくっているんですが、直そうにも原因がわからず四苦八苦しています。
何でなんですかね…