到着だそうです。
「うーん、地上の空気はうめぇな。」
俺は伸びをしながら言う。
空の上での三日がおわり、ようやくガルシア王国についた。
ちなみに入国するさいの身分チェック等はすでに済ませてある。
カレンはこの三日ですっかり青白くなった顔でか細く言う
「そうですね、もうあんな悪魔みたいな乗り物には乗りたくないです。」
これは乗ってから知ったことなのだが、どうやらカレン、乗り物酔いを起こしやすいタイプで、更に高所恐怖症のようだったのだ。
お陰で、顔を真っ青にするぐらいにげっそりしている。
まだ酔いがつづいてるようだ。
あとで、酔い止め買ってやろう・・・
さてと
「じゃあとりあえず、入学するまでの宿を探すか。買い物とかは合格後でいいし」
「そうね。」
「そうですね。確か調べでは、向こうの通りに評判の良い宿が・・・うぷ」
カレンが青い顔のまま向こうの通りを指差す。
入学すれば全寮制になるが、試験が終わるまでは他の宿をとらなければならない。
そんなわけで事前に調べていた、宿に向かった。
宿の名前は「豚のしっぽ亭」という。
運がいいことに宿はちょうど3人ぶんーー勿論、一人部屋を一部屋と二人部屋を一部屋で、俺が一人部屋だ。ーーあいていたので、ここに泊まることになった。
ちなみに値段は入学式までで3人で銀貨15枚だった。
そこそこ高いが、この宿は評判も良く、設備ーーといってもベットや食事のことだが、もかなり期待できるらしいので楽しみだ。
俺はベットに腰掛けながら、今後のことを考えながら、このふわふわとした感触のベットを堪能した。
翌日、俺達3人は入学受付の会場に来ていた。
入学受付は一昨日から、当日の朝まで受け付けているのだが、早めにやっておこうと朝から来たのだがーー
「多いな。」
「そうね、軽く2、300人ぐらいいるわね。」
「噂では今年の入学希望者は1000こえたとか、どうとか。」
そうそこには、色んな種族の同年代の子供がたくさんいた。
そのあと、しばらく待っているとようやく順番が回ってきた。
受付のおねえさんが
「入学希望の方ですね?」
と聞いてきた。
「はい、3人です。」
「ではこちらに名前、種族、使える魔法や特技等を書いてください。」
俺達はさらさらと書くと、すぐにわたした。
書くときに本当のことを書くか悩んだが、どうせ他もチート持ちだろうと思い直し、そのまま本当のことを書いた。
・・・・ある程度自重して
「はいこれで良いですか。」
「はい大丈夫です。」
とあまり見もせずに受付嬢はなおしてしまった。
個人情報だから受付の人はあんまり見ちゃ駄目のかな?
まぁ見られたら、多分大騒ぎになっていたけど・・・
「ではお一人様、試験料銀貨20枚をお支払ください。なおこの料金は今回の試験で使用する道具に使いますので、例え落ちても返金はされません。」
「ほい、分かりました。」
と普通に金を払うと
「ではこちらが入学希望者の証となります。試験を受ける際には必ずつけてきてください。」
そう言って、白い玉がついたネックレスを3人ぶんわたしてきた。
どうやらこれがキーアイテムらしい。
俺は礼を言って立ち去ると、入学試験について思考を巡らせるのであった。




