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トール12歳編開始だそうです。

5年後ーーー



許嫁ができ、あれから5年もたった。

その期間にも俺の学習と成長はバリバリ、その能力を発揮しまくってくれたお陰で、スキルやステータスは既にかなりおかしなことになっている。

まぁそんな些細な事はおいておこう、さて今年で13歳になる俺だが今何をしているのかといえばーー



「待ちやがれ、このバカ共!仕事の引き継ぎしやがれ!」

「待てと言われて待つ奴がどこにいる!そして働きたくないないでござる。」

「ふふふ、絶対ににげきるわぁ。だって仕事したくないもの。」



とそんなダメ人間っぷりを発揮して白髪の、いかにもイケメンなマッチョと、そのマッチョにお姫さま抱っこされてある、その名と同じ赤い髪をもつ、かなりの美人である女性だ。

何を隠そう、このダメ人間が俺の両親である。

俺も今年で13歳、来月から学校に通うために別の大陸にいかなければならない。

別に学校なんて行かなくても大丈夫だが、この世界、嫌なことに学歴がつきまとうのだ。

もちろん冒険者なんかは学歴が要らないのだが、他にも行かなければいけない理由があるので、これから3年間学校に通うことになる。

ーーまぁ試験に合格しなきゃだけど。

とにかくそんなわけで俺は2週間後には家を出るのだ、当然今まで俺がやっていた仕事を引き継がないとこのままでは仕事がまわらない。

だというのに、それを両親バカに説明したら



「えー、アルに頼めばいいじゃん。」

「いやだー、働きたくないー。」



とか、子供かって!叫びたくなるようなことを言って、無理やりでもさせようとしたところーー



「「逃げたもん勝ち!」」



夫婦同時に逃走を開始した。

そして現在に至るわけだが



「くそっ!室内だから速度が出せねぇ。」

「普通に追いかけっこになったら、私たちでは勝てないからな。このまま逃げ切らしてもらう。」



と、ちょっとキメ顔で言ってくるので、イラッとくる。

本気で俺が走れば、突風というか。衝撃波というかとにかくそんなものが発生するので迂闊に室内で走れないのを知ってわざと室内を走っているのか・・・というか走って衝撃波とか俺もう手遅れなのかな?

それにしてもそろそろ走るのもめんどくさくなってきたな、ていうかこの後お客さんがくるんだよなぁ・・・



「さあ行こうじゃないかママ。」

「ええそうね、パパ。」



ちっ、いったいいくつまでラブラブしてるつもりだ?この夫婦。

よし決めた、ちゃっちゃっと終わらせよう



「『影縛シャドー・バインド』」

「ぐっ!」



俺は闇魔法の初級をつかい、捕らえることに成功した。

これは影を媒体にして相手を拘束する魔法だ。

普通はここまで効かないが・・・

さてここまで手間取らせてくれたんだ



「さぁて、覚悟(お仕置きされる)は出来てるよな?」

「「ひぃいい!お仕置きはいやぁー!」」



とちょっと涙目になっている両親を引きづっていった。





2時間後、



「はたらきたくないよぉー。」

「でもお仕置きもいやだぁー。」



と若干、幼児退行した両親を見張っていたら


とんとん、


とドアをノックする音が、



「どうぞ」

「失礼します、お兄様。」



そう言って礼儀正しく礼をして入ってくるのは可愛らしい妹・・・じゃなかった、あぶねーまた騙されそうになった。

そこにいるのはそもそも女の子ではない、可愛らしい格好と見た目をしているが、そこにいるのはーー弟であるロビンだった。

あれだ、あんな両親から産まれるだけあって、予想はしていたがかなり特徴的なおとうとだった。

強いて言うなら、男の娘、より正確にいうなら生まれながらの変態オカマだった。

最近はアルなんか



「どうか、どうか坊っちゃんだけはまともでいてください。」



と何度も言ってくるぐらいだ。

俺は何度目かになるか分からない溜め息をしながら



「お前、また新しい服買ったのか?」

「はい!とても可愛いかったので、つい」



これが見た目通りのみね麗しい少女なら絵になったかもしれないがーー実際にはかなりの美形(しかも女の子のような)、なのでかなり絵になっているがーー目の前にいるのはただの変態である。

ちなみに今日のは所謂ゴスロリとかいわれるやつだ。

白の髪と対照的で、けっこう似合っている。

その辺のバカな男なら引っ掛かりそうだ。

多分そのあと痛い目にあうけど・・・

ちなみにこの弟、俺とは違い生まれたときから能力が高い。

今では俺は圧倒的になったが、生まれながらの才能というのは羨ましい限りである。



「で、どうした?何か伝えたいことがあったのだろう?」

「あっはい。お客さんがもう来てるのでお呼びに。というか少し前にはもういらしてたんですが、お取り込み中のようだったので、私とカレンで出迎えていたんですが、そろそろ終わったかなと。」



チラッと両親にロビンは視線を送りながら、そう言った。

じゃあさっさといくか



「成る程、それはご苦労様。それじゃあ俺は向かうから、そこのバカ共が逃げないよう監視よろしく。」

「はい、分かりました!あっ、お客さんとカレンは客間にいますので。あと監視はおまかせください。」



そう言って礼をしてくる。

普通にいい娘だなぁと思いながら、俺がいなくなるので逃げれると思って期待していた両親バカが絶望しているのを見てから、部屋を出た。

後ろから、ロビンちゃんたすけてぇーとか、ダメです、仕事してくださいとか聞こえてくる。

後でまたきつく言っておこうと思いながら、客間に向かうのだった。

いつか必ず主人公含めてキャラのステータス一気に公開するのでお楽しみにー

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