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搾り取られダンジョンマスター  作者: ルケア


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3話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「よし、決めた。これからはセーダンって名乗ることにする」


「セーダン様ですね。よろしくお願いします。チケットは貰えましたか?」


「……ああ、貰えた。星5チケットを貰った。その前にダンジョンをある程度拡張した方が良いのか? 今は道中とこのコアルームしかないんだが」


「それなら先にチケットを使った方が良いですよ。それに合わせた環境を作った方が魔物もやりやすいとは思いますので」


「それもそうか。じゃあ使ってみよう」


 使うと、魔法陣が広がる。……なるほどなあ。こんな演出があるのか。星5という事は、そこそこ強い魔物が出てくるはずである。それを主軸に、どんどんとダンジョンを強化していくことになるんだろうな。何が出てくるのか。


 出てきたのは、巨大なアリだった。


「……アリか?」


「クイーンアントですね」


「強いのか?」


「強さはからっきしです。死ににくいですが、攻撃力は殆ど無いはずなので。鑑定で見てみれば解りますよ」


「……それもそうか。とりあえず見てみるか」


 鑑定を使うと、クイーンアントの能力を見る事が出来た。


――――――――――


名前:

種族:クイーンアント


攻撃力:2

防御力:66

体力:72

魔力:5

器用さ:11

素早さ:3


スキル

「多産」「女王の号令」


――――――――――


 確かに防御力は凄い。俺の魔力を超えてきている。……その他が低すぎると言っても良いが。スキルは「多産」と「女王の号令」か。何のスキルなんだろうな?


「女王の号令ってどんなスキルなんだ?」


「それはクイーンアントの支配下に居る魔物を、遠くから呼び寄せるスキルですね。まあ、クイーンアントは戦える魔物では無いので、ピンチになったら駄目なんですけど」


「それはまあ、そうだな。で? クイーンという事は、アントを生産できるんだろう? そうじゃないと星5じゃないだろうし」


「そうですね。1体のアントを犠牲にすることで、100体のアントを生産できます。時間はかかりますが、戦力の補充は簡単に出来るとは思いますよ? ちなみに、犠牲にした種類のアントを生産するんですが、偶に上位種が生まれます。それでどんどんと強化をしていけば良いとは思いますね」


「……という事は、初めはDPを使って呼び出さないといけないのか。……食事は必要か?」


「勿論ですよ。魔物だって生き物ですから。食料は絶対に必要です。あ、ダンジョンマスターは食事は必要ないですね。魔物の中でも特殊な立ち位置に居ますので」


 なるほどなあ。……という事は、約1万ポイントである程度の事はしないといけない訳だ。食料の確保もしないといけないのであれば、ダンジョンの外に魔物を向かわせないといけなくなってくる。ダンジョンで食料を生み出しても良いが、じり貧になるだろうしな。


「他のアント系は呼び出すのは確定として、お勧めはあるか?」


「そうですねえ。ワーカーアントとソルジャーアントは出さないといけないですから、出すのは確定として、よくあるのがコボルトやゴブリンを出す方法ですね。外の探索もしないといけないですし、死ににくいというか、生き汚い魔物を出す方がスタンダードです」


「ダンジョンで農業は可能か?」


「農業ですか? うーん。大平原にポイントを結構持っていかれるとは思いますけど、無理では無いですね。ただ、農作業員として、魔物が必要になりますけど。ゴブリンは向かないですねえ。コボルトになると思います」


「ダンジョンをアントたちに掘らせることは可能か?」


「……ダンジョンを掘る? 可能か不可能かで言えば、可能だとは思いますよ? ただ、その代わり、ダンジョンエリアに掘らないと、ダンジョンとしての機能が使えませんが」


「……ああ、支配領域拡張って奴か。なるほどな。領域を広げれば、DPを使わないでダンジョンを掘ることは可能だと。それならどんどんとアントたちを大量生産した方が良いのか。コボルトも農園を作らせないといけない。作物の季節は関係ないんだろうし、作りやすくて大量に採れるものを何種類か育てようか」


「……なんだか変わったダンジョン運営になりそうですね?」


「そうか? 食料の確保は絶対だと思うんだが?」


「そうなんですけど、その辺はクレアデュロン商会を使ってくれても良いんですよ? 対価は後で頂きますけど」


「ああ……。その手もあったな。それじゃあ、育つのが早くて、沢山実が生る作物の種を頼む。後は麦だな。麦なら広々と育てても大丈夫だろう」


「まあ、良いですけどね。大農場になりそうですけど」


「食料が沢山作れたら、食うに困らなくなるだろうし、余分が出来たら、ダンジョンポイントにも出来るんじゃないか?」


「農作物をダンジョンポイントには出来ますよ? まあ、効率は良くないですけどね。外の動物や魔物を吸収した方が早いですし」


「だが、大農場を作らないと、魔物の食料はどうするんだ?」


「商会から買っているのが殆んどじゃないですかね? 私も勉強はしてきましたが、ダンジョンの担当は初めてなので」


「……ダンジョンを拡張するか。支配領域も広げないと大草原が入らない。これだけで6000ポイントも使う訳なんだが」


「勿論ですけど、効率を突き詰めるなら、早めにダンジョンポイントを使う方が良いですよ。貯め込むのは後でも出来るので、まずはどんどんと拡張していかないと詰みますので」


 それはそうだろうな。30日間の無敵時間を有効に使って、どんどんとダンジョンを大きく育てていかないといけない。そんな訳で、大改革だ。どんどんとダンジョンを作り込まないといけない。支配領域を確保するのに3000ポイント。大草原を作るのに5000ポイント。後はワーカーアントとソルジャーアント、コボルトを限界ギリギリまで出す、つもりだったんだが。


「なあ、星3チケットが手に入ったんだが」


「……? ああ、そういえば、大区画を作れば貰えるんでした。大草原も大区画の1つですし。まあ正直、星3なので期待しない方が良いですよ。弱い訳では無いですけど、ダンジョンの拡張をするのであれば、ある程度の魔物を選んだ方が良いとは思いますけどね」


「ん? 今度は選べるのか?」


「ランダムチケットでは無いので選べますよ。環境がないってなると、選べない種族も居ますけど」


 うーん。そうなるとだな。繁殖が出来るタイプの魔物が良いな。コスト的に考えて、これが良いな。これにしよう。


 魔法陣が広がり、魔物が出てくる。それは小さな蜂だった。


「クイーンビーですか。何ともいえない魔物ですけど、良いんですか?」


「良いも何も、メインは戦闘じゃない。蜂蜜作りだ。大草原があるんだから、花はその辺に咲いているだろう? それに、作物を受粉させるのにも虫は必要だからな」


「……本格的に農場になってきてますね。ですが、蜂蜜は良いですね。商会でも買い取れますよ」


「お? そうなのか? そう言うのは魔族がしっかりと管理して作っているんじゃないのか?」


「管理はしてますけど、養蜂家はそれ程多いわけでも無いんですよ。特定の果物を育てている農家が兼業でやっていたりはするのですが、需要を全て満たすのは難しいので」


「あー。魔族がどのくらい繫栄しているのかにもよるが、需要を満たすのは難しいか」


「魔界もいろんな国がありますからね。人界に来ている時は、不戦協定を結んでいますけど」


「お? てことは、魔界ってもしかして、普通には行き来出来ない? 異世界って感じか?」


「異世界。まあ、そうなりますか。行き来出来る場所があるんですよ。まあ、魔力に関係してくることなので、詳しくは言えないんですけど。人界と行き来できる場所は、魔族が守っていますからね。因みに、この近くにはありません。私も結構な距離を移動してきましたから」


 なるほどなあ。人界と魔界があると。そして、人界では魔族同士は戦闘が出来ないと。色々と解ってくることが多いな。……だからどうしたって事でもあるんだけど、こういう情報は結構大事なんだぞ。後々に関わってくるからさ。


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