77_私の理想の『主人公』。
実のところ、私が自分の書きたい主人公について真面目に考え出したのは、ここ数年の話なのです。ということなので、今の私の考えで主人公を書けたと言えるのは『なろう』においては最新作である『ふたりはメガネっこ!』だけであることをお断りしておきます(『なろう』に限らなければ文フリの『宇宙探偵』も好きな主人公を書けました)。
私の書きたい主人公は、一言で言えば『自己本位』である人間です。周囲の人間の目、社会が『正しい』とする線からはみ出してでも、何かをしなければ気が済まない人間。
どうしようもなく不完全な人間こそ肯定的に描きたい。何にも埋められない渇望こそ愛おしい。
究極的には個人の物語を書きたいのです。ただそれは、一般的に求められている物語のパターンからは外れているような気がしています。人と人の結びつき。関係性の変化。主流なエンタメや二次創作では、この要素が重視されているように思います。私がやりたいことと作品が求められていることに隔たりのようなものを感じています。
両方やれたらいいなあと思っています。無理をして、とか、ウケるために、とかそういう理由ではなくて、人間を描く上でやっぱりどちらも大切だと思うのです。
個人同士のつながりや対立。人間の魅力って、そういうところから立ち上がってくる気がしませんか?




