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60_トラックボールなら腕を動かさないで良い!執筆環境の旅人その2(トラックボール編)


 数年前からトラックボールを使っています。腕に優しいのが良いのです。


 トラックボール(あるいはトラックボールマウス)とは、マウスのようにそれ自体を動かすのではなく、搭載されたボールを転がすことでマウスポインターを動かす入力装置のことです。

 普通のマウスにボールがついたような見た目のものから、マウスであればホイールがある位置にボールが内蔵されたもの、はたまた板状の物体のど真ん中に巨大なボールが搭載された異形のものまで多くの種類があります。


 ボールを転がしてポインターを動かす……というと非直感的だと思われるかもしれませんが、これが意外にもそんなことはありません。ボールに指の腹をのせて右に払えばポインターが右に、上に払えばポインターが上に……言うなれば指の動きとポインターの動きが同期するわけで、これはスマートフォンなどのタッチパネルと同じです。

 やや大袈裟に言いますが、トラックボールの操作性はノートPCなどのトラックパッドや、スマートフォンのタッチパネルのようなものです。多少の慣れは必要であるにせよ、マウスなどの他の入力機器と比較して「難しい」ということはないと思っております。


 マウスにない魅力、それはトラックボールはトラックボールマウスそれ自体をまったく動かすことなく操作できる点です。マウスは腕全体の動きが必要ですが、トラックボールであれば指先だけの動きで操作ができます。これは長時間パソコンを使う人ほどメリットを実感できるかと思います。

 また場所が固定なので、マウスよりはるかに省スペースで運用できるのも魅力です。机の上に定位置ができればそれで使えるので、机が小さい方・ペンタブなどを置いてあって手狭になっている方には特に強くおすすめできます。


 と、メリットをつらつらと書きましたが、もちろんデメリットもあります。

 指先でボールを転がすと言う都合上、細かな操作性ではマウスに劣る部分です。トラックパッドよりもマウスの方が細かな操作ができるように、トラックボールよりもマウスの方が細かさにおいては優れていると思います。

 ……とはいえ、「マウスで絵を描く」という用途以外ではそれほど気にならないでしょう。私はトラックボールでPCゲーム(Minecraftなど)を行いますが、操作に困ったことはありません。


 そしてもう一つ……あまり安価なものがありません。どうしてもニッチなPCオタク向けのジャンルではあります。1万円ほどの製品が多いでしょうか……。入門機でも4000円ほどですから、一般的なマウスよりは高いですよね。ただ4000円台のトラックボールでも十分な性能はあります。

 


 ちなみにトラックボールはボールの配置によって大きく3つに分けられます。


・親指操作タイプ:親指の位置にボールがあるタイプです。クリックボタンなどが通常のマウスの位置にあるためマウスから移行しやすいのがメリットです。反面、親指だけでボールを転がすため親指が疲れやすい気がします。


・人差し指操作タイプ:人差し指や中指でボールを転がすタイプです。個人的にはこれを推しています。メインで使っているのもこれです。親指タイプより長時間使ったときの指の疲労が少ないです。


・特殊形状タイプ:『スリムブレード』などの一般的なマウス形状から離れたものです。残念ながら私は使ったことがないのですが、評判は高いですね。価格も上ふたつより高い傾向にあります。


 最初の1台目としては、エレコムのものを買っておけばまず間違い無いでしょう。

 私は人差し指タイプの「Deft」をおすすめしております。親指タイプはやや高くはなりますが、ロジクールのものが人気ですし実際使いやすかったです。



 『右クリックを押しながらボールを転がすと、スクロールになる』というアプリなんかも出ており、これを導入するとさらに操作が快適になる……みたいなさらにディープな話もあるのですが、キリがなくなりそうなのでいったん今回はここまでにしておきます。

 トラックボール、良いよ。

 

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