58_親知らずを抜いてきた。【親知らず抜歯完結編】
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【あらすじ:親知らずが虫歯になったので歯医者に行ったところ、でかい病院に行って抜いてもらった方が良いと言われた。】
抜歯の日が近づいていました。とはいえ私は、そのことをあまり深く考えていませんでした。
というより、考えないようにしていました。
どのみち抜くしかないわけですし、だいたい手術するのはどちらかといえば医者の方であって、私は受ける側です。当日その場に赴くことが大事なのであり、それ以上のことを考えてナーバスになるのはただ損をするだけだと思ったのです。
というわけで、極力何も考えないようにしながら病院に向かいました。前回書いた通り、地域の高度医療を担う大病院です。それなりに混雑するものと考え早めに向かいました。現地到着は予約時刻の20分前でした。着いたら処置室に呼ばれました。
早い……。
いや早い方がいいけど、こんなに早いなんて……。
30代くらいの男の先生でした。おっとりとした口調でした。
「心の準備はいいですかあ」
「虫歯で親知らずがボロボロになってたら、もしかしたら掴んだとき歯が砕けちゃうかもしれませんねえ」
「そうなったら歯を2つに切って取り出すのでえ。飲み込まないように注意してくださいねえ」
こわい……。
怖いことをおっとりとおっしゃる。そしてスムーズにはじまりました。
とはいえですよ。麻酔が効きますからね。
痛くは……いたあい!
麻酔が効いているから親知らずのある左側はぜんぜん痛く無いけれど、すごい力でひっぱられるせいで顎が痛い!
顎が壊れちゃうよ!
いや、冷静に考えるなら、痛くは無いのです。いや、痛いは痛いけど、ぜんぜん声をださずに耐えられる範疇でした(前回やった虫歯の確認の方が痛かった)。
ただ、明らかに通常ではありえないくらいの力が顎にかかっていることだけはわかるのです。それが恐ろしいかったのです。
そういえば話は変わりますが、『進撃の巨人』で歯を抜く拷問シーンがありましたね。
いや、関係ないですけどね。思い出していましたね、唐突に。
楽しい時間というのはあっという間に感じるもので、20分間の長い抜歯が終わりました。
「ぬけたよ〜」
全然気がつきませんでしたが、抜けていたようです。麻酔とはすごいものです。
予約時間の20分前について20分で終わったので、この時点で本来であればちょうど予約時間でした。逆浦島太郎の気分でした。
皮肉でも何でもなく、医者の腕がいいというのはありがたい話です。もっと時間がかかっていたらきつかった。出血もほとんどなく、心配していた歯が砕ける事態にもならず。大病院でやってもらって正解だったと心底思いました。
抜かれた歯を見ると、もう窪みが真っ黒になっていました。虫歯がけっこう進行していたのですね。噛み合う歯のない奥歯は汚れが詰まりやすいとのことでした。あと少しでも放置していれば、本格的に虫歯痛に苦しめられていたことでしょう。いいタイミングだったと思います。
一つ残念だったのは、抜いてもらった歯を持ち帰れなかったことです。なんでも、最近は医療コンプライアンスとかで渡せなくなってしまったのだとか……。火葬の時までとっておこうと思っていたのでそこは残念です。親知らずであっても、もっと大切にするべきだった。仕方がないので許可をもらい写真だけ撮って帰ってきました。グッバイ、私の親知らず。
そんなわけで抜歯が無事終わりました! その後一晩くらい疼痛に悩まされたりはしましたが、この日記を書いている翌日夜時点ではもうほとんど気にならないくらいに回復しました。重ねて書きますが、医者の腕がいいのだと思います。本当にありがとうございました。
2度と歯を抜きたくありません。
残り1本の親知らずは埋没しているため、少なくとも虫歯になることはないでしょう。
この親知らずを抜く事態にならないことを心から願っています。
そしてこれ以上虫歯による歯の損失を出さないためにがんばりたいと思いました。
完。
追加:上を書いた翌朝
昨日より痛い。腫れのピークがきました。
タイムライン
14時40分 着いたと思ったら呼ばれる。抜歯開始。
15時 本来の予約時間。抜歯終了。
18時 夕食。そうめんをほんの少ししか食えず。痛み止めを飲む。
22時 カップラーメン食べ痛み止めを飲む。やっとご飯がうまく感じた。
翌2時 疼痛がひどく眼が冴える。痛み止めを飲み横になる。




