表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

小説執筆作法◆中級編◆

 前話では小説執筆における基礎中の基礎を紹介しました。続いては小説執筆における作法の中級編と題して、前話の続きをご紹介します。


・「の」の連続使用を控える


 例)僕の家の近所の家の猫は黒色の猫です。


 上記の文では、「の」が連続で使用されています。この文章では、ごちゃごちゃしており、とても分かりにくい表現となってしまいます。


 【改善例】近所の家の猫は黒猫です。


 いかがでしょうか。「の」の数がかなり削減でき、より伝わりやすくなりました。こういった場合は極力不必要な文を削除することが求められます。

 夢中になって文章を書いていると、どうしてもこのような「の」の多用が見られます。注意してみては?



・同じ音を重ねない


 例)家に行ってから言う。


 「行く」と「言う」。同じ音が重なっていて何か違和感を覚えます。

 より読みやすくするために、別の語句に置き換えてみましょう。


 【改善例】家に行ってから話す。

      家に着いてから言う。

      家に着いてから話す。


 このようにすると、違和感が消え、より読みやすくなります。



・主語と述語が合うように


 一文が長くなればなるほど、その文の主語と述語が合わなくなってしまうケースがよく見受けられます。主語と述語の関係は文章の大原則なのでおさえておきましょう。



・「……」の多用に気をつける


 三点リーダー「……」は、一般的に余韻を表すものとしてよく使用されます。しかし、多用しすぎてはいけません。ここぞという時に使い、多用は控えましょう。

 もし、余韻を残したい箇所が多数あった場合、同じく間を表すダッシュ「――」との併用も考えてみると良いかもしれません。



・文章表現


 文章中において、「言う」や「見る」という表現は、何度も使用する機会があると思います。しかし、そのままその言葉を同じ表現で連呼していると、安っぽい表現に感じてしまいます。


 そこで、表現を変えましょう。


 例)「見る」(「一瞥する」「観察する」等)

   「言う」(「述べる」「告げる」「呟く」「叫ぶ」等)


 これにより、事象の把握がしやすくなるとともに安っぽいイメージを払拭できます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ