第28話 再テスト
テストの翌日、先生から呼び出しがあった。
「ラファエルくん、ちょっと時間あるかしら?」
「はい、なんでしょうか。」
「これから、別のテストを受けてもらいたいんだけど…」
「え…」
何か前回のテストで問題でもあったのかな…
もしかして、結構間違えてたのかな…
はたまた、答え書く欄ズレたとか…
そんな、嫌な事を考えながら先生について行った。
テスト用紙を見ると前回と違う問題が。
それも難しくなってる。
しかし、解けなくない問題なので普通に解いた。
「まさかと思いましたが…」
「?」
先生が冷や汗をかいている。
「ラファエルくん、いきなりですけど明日から4年生のクラスに行きなさい。」
「え!どう言う事ですか!?」
「今解いたのは2年生の年末テストなのよ、これを解いてしまうのであればあなたはすくなくとも3年生に行ったほうがいいわ。」
知らない間に飛び級試験をさせられてたようだ。
「そ、そうですか…。」
「それで4年生からはクラスが少し変わるから、選んで欲しいの」
どうやら今とクラス形態が変わるようだ。
現在
支援魔法科
攻撃魔法科
騎士科
探検科
商人科
の5クラス
4年生からは
冒険者科
警備科
宮廷魔導師科
聖職者科
教員科
商人科
の6クラスになるようだ。
職業訓練校みたいなもので、各々クラスで全く勉強する内容が違ってくる。
冒険者科は学校が用意した初心者向けのダンジョンを潜ったり、冒険者になるための基礎を学ぶクラス。
警備科は国の騎士から城の警備兵や、町の警備員になるための基礎を学ぶクラス。
聖職者科は聖歌や儀式、所謂教会に勤める人に必要な事を学ぶクラス。
宮廷魔導師科は、宮廷魔導師になるための基礎を学ぶクラス。
教員科は、学校の先生やギルドの職員等になるための基礎を学ぶクラス。
そして、商人科は名前の通り商人になるための学科。計算や仕入れ、手続きや市場について学ぶクラスだ。
「んーと、冒険者クラスに入りたいです。」
「え!聖職者や教員じゃなくていいんですか?ラファエルくんの計算力があれば商人でも…」
「いいんです。憧れてましたので。」
「そ、そうですか。冒険者は常に危険と隣り合わせです。気をつけて下さいね。」
「ありがとうございます。」
席を立とうとした時にふと思い出した。
「あ、そう言えば3年にサヴィアはいますか?」
「あー、サヴィアくんなら警備科にいますよ」
「警備科かー」
次男に会えるかと思ったけど、違うクラスなので恐らく会う事はなさそうだ。
その後、飛び級の事をマレッサに報告したら物凄く悔しがっていたのは言うまでもなかった。




