第27話 世界の歴史
学校初日からいきなりテストが始まった。
しかし、殆ど前の学年での復讐のような問題だったので、難なく解けた。
余った時間をどう使おうか考えていた。
そう言えば勉強しててこの世界の成り立ちが少し面白かったのを思い出した。
それは、イエラーやマゼンディが出来る前の話。
二つの大きな国がこの大陸を制圧していた。
1つは人間の国。もう1つが亜人の国。
ふたつの国はお互いを見下していた。
人間は亜人の事を半魔物と差別し、
亜人は人間の事を野蛮な一族だと。
いつしか、その嫌悪は大きくなり大きな戦争へと発展した。
そして、人間と亜人の国はそれぞれ異世界から勇者を召喚した。
人間の国が呼んだのはワン・イーシャンと言う男。
亜人の国が呼んだのはスズキ・カイトと言う男だったそう。
そして、なんと2人は勇者ではなく料理人だった。
2人は戦争をやめて料理で対決すると言い出した。
両国は見た事ない料理をお互いに食べて、仲直りしたと言う。
その際に、召喚者に国に名前はないのかと聞かれ、付けたのがイエラーとマゼンディという名前だそうだ。
これで見ると、イエラーにはおそらく中国人、マゼンディには日本人が召喚されたようだ。
その約200年後、イエラーの新しい王、人間主義の王が誕生した。
イエラーにいた亜人は奴隷にされ再びマゼンディと戦争が起きた。
そして、魔王が生まれ新たな勇者が呼ばれシアニードが誕生した。
そのシアニード建国の勇者はロバート・エリオット。
欧米辺りの人だろうか。
そして、魔王が生まれる時にエリオットの血族から勇者が1人生まれるようになった。
しかし、エリオットが倒した魔王から3回目に誕生した魔王の際は何故か勇者が生まれなかった。
そこで、急遽エリオットの血族が新たな勇者を召喚した。
後にその勇者は国王から爵位と領地を与えられた。
そんな話である。
通りでシアニードは洋食ばかりだと思った。
って事は、マゼンディに行けば日本食が食べれるのかな?
そんな事を考えていたら、テストが終わっていた。




