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異世界無双禁止規定(ステージ オブ グラウンド)『緩』  作者: 浅葱
第1章 次元迷子の少年
30/30

イングの追憶(記憶抜け)

久しぶりの投稿なので設定にガバがあるかもしれませんw


 俺がその子と出会ったのはとある暑い日。


 エルフの血を引いている俺は普通の人間や他種族に比べ筋肉が付きにくい故、筋トレや鍛錬(修行)も他の奴と比べて必然に多い。

 その日も陽が落ちて周りの家が夕飯の時間になろうかという時にそれは起きた。


 訳あって本校に通えていない俺や他の5人は分校……つか俺の家なんだけどそこに通っている。ちなみに俺は当たり前だが徒歩0秒で着く。

 ついでにいうと俺の家は都市部から少し離れた場所にあり、有名な冒険者であった両親の稼ぎによって家の規模はちょっとしたギルド並みにあるので分校扱いになったのもそれが影響しているっぽい(確かめた事は無いが)。


 ……話は逸れたから元に戻るけどその日の鍛錬を終え、周りの家と同様に母さん夕飯と言われてリビングへ向かってふと視線をやや上向きにしたときにそれは俺の視界に入った。


 ……隕石?


 ヒュ───というやや大砲や何かが飛んでくるような音がして俺と母さんは音がする隕石(?)を凝視する。


 だが落ちて来ると段々その隕石(?)の正体が分かってくる。


 人だ。


 それも微動だにしない所を見る限り気絶している様子。このままだと地面に激突して死にかねない!

 まぁ、通常なら今から行っても落下地点には間に合わないが幸いにも落下地点は森の方。上手く気に引っかかって衝撃を和らげれば助かるかもしれない。

 流石に目撃してしまったからには放置する訳にもいかず俺は母さんの静止の声にも目もくれず。そのまま落下地点へと全力で走って行った。


 で、結果的に言うと落下してきた女の子は気絶しながらも上手く大樹の枝や積もった木の葉によって即死は免れていたが瀕死であるのは間違いないので俺はその子の大怪我を気遣って慎重に運ぶより、命がある内に回復魔法が使える母さんの所へ一刻も早く連れて行く事を優先し、その子を背負い全力で来た道を戻る。

 その甲斐もあってかギリギリ危篤状態(半分イングの所為かもしれない)で母さんの所へ着き、そのまま治療に当たってもらい何とか一命を取り留めた。


 救助した時は薄暗くその子を観察する暇は無かったが、一命を取り留めて1週間ほどベットで寝ているその子は正直俺の好みだった。


 程なくしてその子が起き、経緯とここにいる詳細などを交えながらその子と話す。

 うん、女の子なのに自分の事を『俺』っていうツッコミは入れないでおこう。



 ・・・・・・・・・と思っていたのも束の間、実はその子【聖徒佐夜みさとさや】は女の子ではなく、男だという事が本人や獣人であるニケやノンロロによって明かされた。


 サヤが起きて1週間後、俺はサヤの事女の子だと思って接していたからカミングアウト後からぶっちゃけかなり気まずくなってあまり会話していない。

 多分サヤもその事に気付いているだろう。気まずくて避けていた俺に積極的に絡んで来たサヤを避け続け、追いかけっこにまで発展した時、サヤが酔っ払いの暴漢に逢う事件が起きた。


 結果的に駆け付けて来た騎士達によって酔っ払い達は連行されたがその前に碌に装備すらしていなかった俺はサヤを助ける為に無茶をして怪我をし、その甲斐もあってなんやかんやで仲直り出来た。元々喧嘩はしていないけど。


 あと何か騎士達が俺達を見てカップルだ痴話喧嘩だ「リア充死ね!」とか言ってるが少なくともサヤにはその気は無い(と思う)。


 ……俺?


 俺はまぁ……色々複雑だけど察してくれ。 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 サヤがこの世界に来て約2ヵ月後─────


 サヤは最初に編入する時以来の本校なので別の意味で慣れない場所なのだろうが俺達6人にとってはかなり居心地悪い場所なのだ。

 単純に実力不足で成績最下層のタックやノンロロだったり、素行不良のニケとマナ(2人共ベクトルは違うけど)。そして勘違いからイジメを受けた俺。

 久しぶりに足を踏み入れた俺達を見る周りの奴等は奇異な視線を送ってくる。


 勿論その中には見知らぬ美少女的存在なサヤに熱烈な視線を送ってくるバカもいるが残念、そいつは男だ。


 サヤを含めた俺達は定期テストや選抜(模擬)戦を受ける。


 正直、テストはニケとタック以外何の心配はしていないが問題は選抜(模擬)戦。去年は実力不足だった事とそれを補える人数に達していなかった事で1回戦負けだったが、そこにサヤが加わった事で互いにフォロー出来たり、戦術も大きく変えれたりしたので中々の善戦をしたため何とか上位に食い込め、決勝トーナメント的な選抜戦にまで進出出来た。


 だが選抜戦の決勝はある意味因縁の相手であるエミリア王女だ。


 俺とエミリアの関係性は一言でいえば幼馴染。王族と仲が良いという事でそれに嫉妬した奴等からの陰湿なイジメやエミリアに俺のありもしない悪い風評被害によってエミリアとの関係が悪化。勿論誤解だという事はエミリアも今は(・・)重々理解してはいる。

 が、幼い頃に俺のやってもいない悪行を信じて(・・・)しまった(・・・・)エミリアによって俺は公の場にて絶縁&追放宣言されたのだ。

 平民と平民が喧嘩などをして絶交をし、後になんやかんやあって仲直りするといった事は普通にあるが、エミリアが公の場でそれを行ったのは悪手も悪手。


 最悪といってもいい。


 悪い事をし後々王族に追放通告されたら直ちに国外追放されるのが通例なのだが当時、俺は12才も行かない上に両親は国に貸しがある為、追放は免れ、その代わり自宅を分校扱いにしてそこに通うになった。

 

 その間に王様は何故自分の娘が公の場であんな事を言い出したのか家臣たちに調べさせた結果、只の周りからの嫉妬故の俺への風評被害だという事がすぐに分かったそうだ(ちなみに不特定多数の人間が言っていたので犯人は未だ分かっていない)。

 だって当然だ。当時、俺は幼馴染であるエミリアが好きだった(・・・・・)から。寧ろ愛していたといってもいい。


 だけどその愛すべき相手から公の場でいきなりやってもいない冤罪を言われ、絶縁&追放宣言されたんだ。

 俺は落ち込むどころか意識を失いほどのショックを受け1ヵ月文字通り意識を失い、目覚めた時にはもうエミリアへの愛情は完全に消え失せた。


 そしてありもしない俺の冤罪や悪評などが全て噓偽りだという事も俺が意識を失っている間にエミリアへと伝えられたらしく、エミリアもショックを受け俺に謝罪をしに何度も俺の自宅へ訪れたらしいが時既に遅い。

 昔の人は愛情の裏返しは憎悪と言ったがまさしくそれに近く、俺のエミリアへの印象は意識を失う前とは真逆になっていて寧ろ顔も合わせたくない位憎く、謝罪どころか顔も見たくないという事で面会を頑なに拒んだ。


 そして互いの誤解は解けたものの関係性は完全に消滅し、今では昔の公の場での絶縁宣言だけが変な実話として残り、俺は今でも本校に通えない。たまに街でばったり会う事もあるが、俺はもう正直エミリアとは会話もしたくないのだ。

 エミリアも俺からの拒否感を感じているのか今では深く踏み込んでは来ない。


 けど何故だろう?


 だったら何で俺はこんなに魔法や剣、肉体を鍛えたりしているのか?


 確かに昔、エミリアを護ると誓ったから鍛え始めた修業はエミリアへの愛が消えた時に消失した筈。なのに俺は今でも半分血反吐を吐く位毎日キツイ鍛錬している。


 俺はその違和感を感じつつも選抜戦を勝ち上がり遂に決勝の相手である学園最強となったエミリアへ戦いを挑んだ。



 ────筈っだたんだが、何か急に変なゴーレム(?)が乱入してきてエミリアとの戦いが有耶無耶になり、何故か共闘したり周りの奴等も巻き込んでの乱戦となったが最後は何とか【カゼノコロモ】を応用し、何とか撃破に成功した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 だが決勝戦で乱入してきた謎の機械人形ゴーレムが先日あった隣国の帝国で起きた異世界からの侵略者が使っていた兵器と同じ物だと分かった。

 この事で槍玉に挙げられたのが例の異世界侵略者とサヤとの関係性だ。

 勿論やってきた時期や事情を知れば両者は何の関係性も無いのは誰でも分かるが、サヤを知らない者達にとっては異世界人=侵略者?というマイナスイメージが付いてしまい、今度はサヤが幼い頃俺が受けた様な誤った風評被害を流される。

 

 故に親父や国王は過去に似た様な事件を知っているが故にサヤ以外の異世界人達への対処に乗り出し、早急に兵や戦える者達を集め、異世界人達がいると思われる拠点へと向かう。

 幸い、自国や帝国以外の国々にはまだ異世界人への脅威や偏見(?)の噂は伝わっていないので今の内に叩くのがベストだろう。


 ────と、それを聞かされたのが例の異世界人達の拠点のダンジョン最深部。サヤや周りの異変に全く気付かなかった俺も俺だが・・・言えよ!?


 と、とにかくサヤの為にも早くケリを着けないといけない理由が増えたのだが、俺達がそこに着いた時、既に被害が出ていて異世界製の罠に引っかかったニケやその他大勢の者達が消えた。

 といっても死んだ訳じゃなくどこかに飛ばしたとの事。


 




 そして俺達は例の異世界人の元に着き─────────



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ん……んんんん~~………」

 どこに需要があるのだろうか、男の寝起きシーンで起きる。


「何かヤケにリアルな夢だったな……」

 首をコキコキと鳴らし、朝のストレッチをしながらリビングへ行く。


「おはよう、イン……グ?」

「? どした母さん?」

 すると朝食の準備をしていた母さんが俺を見て固まる。


「イング。お前泣いていたのか? 目が真っ赤だぞ?」

「は?」

 すると俺を見た父さんがそんな事を言い俺は洗面所に向かう。


 確かに涙の跡があった。

 多分、さっき見た夢に関するのかもしれないけど正直内容は覚えていない(・・・・・・)


 きっと昔の夢でも見たのだろうと思い、俺は気にもせず今日も学校へと向かった。


















「どうやら違和感は感じてるみたいだが記憶を取り戻してはいないみたいだな」

「ですわね。……ですがこれ以上干渉しますと管理者に怒られてしまいますわ」

「ちっ」

「あくまで自力で思い出してもらわないとあの装置の使用許可は出ませんからね」

「……このままの状態で思い出すと思うか?」

「それはイングとサヤさんの絆に任せるしかありませんわ」

「またそれか(ため息)」

「後はイレギュラーで外の世界に行ってしまったニケさん次第かと」

「それもあまり期待出来んな」

 過去のトラウマを克服したイングがようやく出来た本校の友達と楽しく談笑している所を遠くで見ていたガルとサラはある意味でイングを哀れみながらこれからどうしようか相談していた。



やっぱ自分のPCを買いなおした方がいいね。

やっと2章に移れる・・・・・・



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