表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/28

今 1

 もうすぐHRが始まるって時間なのに、霧生きりゅうはまだ学校に来ていない。

 休みか遅刻か……。まぁ遅刻かな。


 美舞みま先生が入ってきた。手には、花束。それも、菊の花だった。

 私の脳は冷酷に計算していく。

 まだ来ていないのは霧生だけ。菊の花はお葬式に使われる。先生は憔悴している。


 やめて(霧生は)

 違うから(昨日から今日の間に)

 そんなの有り得ない(たぶん事故で)

 先生の親戚が死んだだけ(死んだんだよ)

 違うってば!


(ホントにそう思ってる?)思ってる、よ。


(思ってないね)


 私、やっぱりおかしい。なんで、そんなに冷静に分析できるの? なんで、こんなに冷淡なの?


(だって、感情がないんだから。楽だよ? なにも感じなくていい。変な言動にならないように気をつければいいだけ)


「霧生くんが、亡くなったそうです」

 クラスに嘆きが満ちる。女子の悲鳴、男子の息を飲む声、みんなの泣き声。私は、ただぼんやりしていた。

 ああやっぱ、死んじゃったんだ。そっか。そっか……。


 ねぇ。


 ……これから私、どうしたらいいの?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ