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第0話 「プロローグ」

昔話をしようか?


昔々、あるところに一人の少女がいました。

お母さん、お父さんといっしょに幸せに暮らしていました。




少女はある日、早く大人になりたいと願いました。


ーーー少女の成長は止まりました。



少女はある日、平凡で普通な人になりたいと願いました。


ーーー少女は非凡な才能を持ちました。


少女はある日、お父さんお母さんが長生きするよう願いました。


ーーー翌日、少女の両親は亡くなりました。


少女は孤児院で暮らすことになりました。


少女はある日、自分の新しい居場所としての孤児院がなくならないよう願いました。


ーーー翌日、孤児院は他国との戦争で焼失しました。



少女は、死にたい、と、願いました。


ーーー少女は、不死になりました。




そして少女は何も思わなくなりました。

誰とも関わらなくなりました。

永遠の時を、何も考えず、誰とも関わらず、ただただ虚ろな自分と変わりゆく世界を見続けました。




そして、少女は出会いました。



一人の少年と。


それは、彼女が本当に孤独であった故の、

運命の出会いでした。


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