02. 実はアネシアって存在しないキャラだったんですよ
実は二章はニンカの話になるはずだったんです。
前回書いた通り、今後の話の中核は「アサシン一強時代にトップギルドにアサシンがいないわけがないんだけど、その人は今どうしてるだろうね?」という部分。
何らかの理由で避けタンクが出来ないアサシンが、匿名希望ちゃんと交流する話がいいだろう、と思っていました。
ニンカの設定については超難航しました。
プレイ時間が自由にならない、ものすごく低年齢の、小学生とか中学生とかにしちゃう?
避けるのがすごく苦手だとして、それに関して匿名希望ちゃんには何か思うところはありそうか?
そもそもどうして避けられないんだ?避けるのが苦手にしても、廃プレイヤーが訓練でどうにもならないレベルなのか?
何も決まらん!むぎゃああああ!!!!!
としていたところで、高鳥が「じゃあ二章の前に閑話を書いてみないか」という提案をしてきました。
その時高鳥のポケットから出てきたものが『ちょっと前に匿名希望ちゃんが助けた初心者が、彼女に憧れてうっかり〝遊び人〟になる』という話でした。
当初予定では二話程度のごく短い閑話を予定していましたが……筆が滑りました。
動画を見た遊び人ががっつり匿名希望ちゃんに会いに来る。リーダーやロイドがそれを阻止しようとする。戦闘シーンを書いて、最後に「フレンドになって下さい!」って言ったらちょっとタイトルにかかってる感じでいいじゃん?
とか言ってたら1万字を超えました。
瑞穂の感覚的にはなろうは一話5000字になるとちょっと長いなあ、と……。2~3000字くらいがちょうどいいよねえ。ってことは3話か4話構成……それはもう一章分なのよ。
わかった!じゃあこれをもう二章ってことにしちゃおう!!!
ということで、ネットストーカー二章が誕生しました。
二章初稿完成後高鳥にチェックしてもらったのですが、「戦闘がちょっと薄味過ぎる」と言われてしまい。
でも瑞穂は戦闘が書けないんです。戦闘が!書けないんです!!!(対人戦闘要素のあるVRMMORPGで書籍化している作者の台詞です)
「じゃあ僕が書くよ」と言ってくれたため、多少語尾や表現は修正をしていますが、実は二章のアネシアVSロイドの戦闘シーンは全て高鳥が書いています。
ここは書籍化に際し瑞穂が書き直しましたが、WEB版は今も高鳥の書いた文章のままです。
この手前に世界設定をちょっと差し込みたいねえということで、ゲーム的にはNPCがあまり関わらないストーリー型だよ~ということと、動画がかなり話題になってるよ~ということが分かるようにディレクターズインタビューを書きました。
ちなみにこの幕間以降ソロアサシン内でちょくちょく使われている「異世界型」という記載は、
『Curse Nightmare Party』-邪眼妖精が征くVRMMO (著者:栗木下)
で使用されていた表現をそのまま使用しています。コレ以上の表現がなかった。
異世界型に対するストーリー型という表記は、もしかするとウチが初出になるかもしれません。
(CNPめっちゃ面白いのでおすすめです)
さて、そろそろお気付きでしょうか。
こうして掲載された二章登場の『通りすがりの遊び人』は、再登場予定がありませんでした。
ちょっと間に挟む小話のつもりだったのと、この時点で九章(第四回大会)の設定が決まっていなかったため、完全にここで退場のモブAの予定でした。
アネシア、などというキャラクターは、この時点で存在していないのです。
なんなら十章を書いているあたりですらアネシアを恒常的に使うつもりがなくて、セリスの相談相手をどうするかで頭を悩ませてたんですよ。
めちゃめちゃ重要キャラになったし、めちゃめちゃ人気キャラになったよ!
まじでこんな予定じゃなかった!!!
そしてこの話を閑話ではなく章として独立させたことで、天啓が降りてきたわけです。
瑞穂「もしかして、視点を主人公ちゃんで固定する必要って、ないのでは……?」
ずっと匿名希望アサシン視点で書こうと頑張ってたんですよね。
『どんな設定にしても匿名希望アサシン視点でトップアサシン(仮称)の様子を描き切ることができない』というのが最大の問題だったため、視点を変更してよいのであればいくらでもやりようがあるのです。
トップアサシン(仮称)視点で書いていいならいくらでも書けるぞ!設定盛っていい!?盛るね!盛った!(事後承諾)
という感じでトントン拍子に三章の話が決定しました。
ということで次回、『世界はニンカを中心にできている』
出典
『Curse Nightmare Party』-邪眼妖精が征くVRMMO (著者:栗木下)
https://ncode.syosetu.com/n3014fi/





