01. 一章を書いていた時を振り返る
このエッセイは
『「そんなの、ムリです!」 ~ソロアサシンやってたらトップランカーに誘われました~』
のWEB本編を全て読んでいる方向けに書かれています。容赦なくネタバレが飛び交います。必ず本編を読破後に閲覧して下さい。
不定期更新です。
こんにちは、ペア作家高鳥瑞穂の、執筆担当瑞穂です。
ソロアサのWEB本編が完結しまして、まあ書籍版の2巻執筆もあるし、アフタートークやIFルートの執筆もあるので別に全然暇ではないのですが、記憶が鮮明な内に色々書き残しておきたいなあと筆を取っております。
何から話そうかな。高鳥の話からかな。
原案の高鳥は「ものすごい美味しそうな食材を雑に塩だけで炒める人」です。
食材自体が美味なのでそれだけで食べれるものにはなるのですが、「ちょっと、ちょっと話し合おう。その食材は強火じゃなくて弱火でじっくり焼いたほうが美味しいんだ。話し合おう、その食材をよこせ」みたいになることが多々あるわけですね。
大学時代からそうやって「高鳥が書いた第一稿を、誰かが書き直す」ことが非常に多くありました。(実は高鳥が書いた第一稿をリライトする人間は私以外にもう一人存在しています)
シャワーに放り込めば「思いついた」といいながら出てくる。ちょっと悩んだ時に声をかければポケットからぽんぽんアイデアを出す。
そんな発想力に努力値を極振りしたアイデアマンの彼が2020年7月に書いた60点のプロット(高鳥は第一稿と主張しています)が、ソロアサシンでした。
最初に受け取ったテキストは、コミュ障のソロプレイヤーとその技術力に目をつけたトップランカーペアが最新ボスに挑む6000字ほどの短編でした。ちなみに「オチがいい感じにならない(´・ω・`)」と言っていて、完結までは行っていませんでした。
「(いやこれ、面白いぞ?)私が続き書いていい?」
と言って奪って改稿し、15000字ほど書き足して完成したものが、
「そんなの、ムリです!」 ~ソロアサシンやってたらトップランカーに誘われました~
一章五話分になります。
1-2の真ん中くらいまでは高鳥が大半を書いていたため、どことなく高鳥節の残った小説でした。(2025年1月に全面改稿し、現在高鳥節は消えてしまいました)
ちなみにこれ、高鳥としてはVRMMOとは考えておらず、現代MMORPGのつもりで書いていたそうです。瑞穂が改稿する際に完全にSFVRゲームになりました。
高鳥「あれ、ジャンルVRゲームなんだ?」
瑞穂「なろうでMMOゲーム連載するならVRゲームでしょ!?」
という若干間の抜けた会話をしました。
なんなら高鳥の脳内では主人公は男だったそうです。瑞穂が勝手にぬいぐるみだっこさせて女の子にしました。
高鳥「あれ、女の子なんだ?」
瑞穂「え!?完全に脳内は女の子だった!」
という若干間の抜けた会話をしました。
だいたいいつもこんな感じで進行しています。
瑞穂の古い短編をご覧の方はお分かりいただけると思うのですが、瑞穂は普段ちょっとダーク&シリアスな小説を書いています。
ソロアサシン一章を書き上げた際の瑞穂と高鳥二人ともの感想は、
「瑞穂さん、コメディ書けたんだ……?」
でした。
二人とも言ってました。今でも言ってます。お前コメディ書けたんか。知らんかったよ。私が一番知らなかったよ。
当時瑞穂は高鳥がポケットから落としたネタで毎週火曜日に短編を投稿しており、「わーいこれで5週間分の書き溜めだ~」くらいの感じで投稿しました。
ところがこれが思ったより伸びてしまったんですね。
2024年1月再開直前のブックマークが26件だったと活動報告で書きましたが、瞬間最大風速は30件ちょっと行っていたと思います。
当時としては過去イチ伸びていたため、慌てて高鳥と「続きを書こう」と相談し、完結によりブックマークが次々外れていく様子を見て慌てて「二部構想中」の文字を説明文に書き足しました。
誓って、3年もお待たせする予定ではなかったんです。ただどうにもならんことが起こりまして。
このタイミングで瑞穂が妊娠したんですね。
吐きつわりはあまりなかったんですが、とにかく常に眠くて。小説書くどころではなくなってしまいました。
新型コロナでの生活様式の急激な変化、引っ越し、出産&初期育児、復職、保育園の洗礼をどだだだだと受けて、気が付いたら3年が経っていました。
この3年間あんまり記憶がないんですよね。娘が可愛かった記憶だけはあるんですけど、小説が手につかないくらい大変だったはずなのに何が大変だったのかの記憶がない。
3年の間に時々思い出したように「続編どうしようね」という話はしていたんです。書きたいキャラはいました。ニンカです。
正しくは「アサシン一強時代にトップギルドにアサシンがいないわけがないんだけど、その人は今どうしてるだろうね?」というのが続編のメイン議題でした。
ということで次回、『実はアネシアって存在しないキャラだったんですよ』





