オーラ
久々の投稿になりました、らうるです。
最新の投稿から半年以上たってますね。
ですので、出来ることなら1話から読み直して頂けると有難いです!
俺は渡邉を連れてグラウンドに戻ると
「河田先輩! 今年の1年生凄いやつばっかりです…」
と2年生の飯野が普段よりも怯えている。
「ホント、スゴいやつしか居ねぇ。」
「見てくださいよ先輩、1人だけマジでずば抜けてるんすよ
。」
と彼が指さす方向をみると小柄な影が打撃練習を行っている。
ーなんだ、案外大したことなさそうじゃないか。
と、一瞬思ったがそんなことはすぐに吹き飛んだ。
バッティングピッチャーが2年生であるにも関わらず、広角に快音を残して打ち分けている。いくらバッピとはいえど、俺が1年の頃よりは間違いなく打っていると思う。やっぱり逸材かもしれない。
「輝、やっぱりあいつセンスの塊だわ。」
と渡邉が小さく呟く。
「知ってるのか?」
「中学生で俺と佐々木と同じチームっす。あいつ中学通算、多分6割超えてます。」
「彼、1年の頃の飯野より余裕で打ってるぞ。スタメン奪われるのも時間の問題かもしれん。」
「キャプテン、流石にそれは言い過ぎです。」
「冗談だよ。」
渡邉たちと話している間も彼の快音は途切れることは無い。
「昔からアイツはスター性があって、チャンスメイクは勿論いいとこでしか打たないんすよ。オーラがマジで違うっす。」
そして彼は不満そうに、
「しかも、女子にめちゃくちゃモテてましたし。」
と口を尖らせた。
そんなこんなで打撃練習も終わり、飯野と渡邉の番になった。
「お疲れ様です! キャッチボールの相手してくれませんか?」
彼らをを打撃練習に送り出すと例の彼が挨拶にきた。
「おう、いいぜ。やるか。」
改めて有田くんを見ると渡邉の言ったことが一瞬で理解できた。
まず、本当にオーラが違う。小柄にも関わらずだ。
言葉で説明するのは難しいけど簡単にいうと凄く華やか。こればっかりは会ってみないと本当に分からない。
あくまで俺の勘だが間違いなくモノになる。
そんな気がする。
「おう、お疲れ。有田くんだよね?」
お互い挨拶を軽く済ませると話は渡邉くんのことになった。
「彼はホントにお調子者だよな、初めて会ったけどすぐ分かった。」
「ほんとにその通りです。チーム1ですよ、こんな明るい人。オーラが違いすぎます。」
いやいやいや、君も大概だよ?
とは流石に口に出せない。
有田くんに曰く、渡邉くんは一言でいうと「パワフル」で打球も飛ばすし激も飛ばす。チームを鼓舞するムードメーカーとのこと。
「それとお前、女の子に相当モテるらしいな?」
「やめてくださいよ、そんなにモテてないっすよ。」
そんな調子でキャッチボールは続いた。
ゆっくりと更新していくのでブックマークよろしくお願いいたします!
また、彼らの物語を最初から振り返って頂けると嬉しいです。




