情報収集
「今から、チームの発表を行う。まずAチームから。Aチーム、先発ピッチャー 山縣、キャッチャー 佐々木、ファースト……」
続々とメンバーの発表が行われていく。
「ライト 荒木。以上がAチームだ。となると残りがBチームということになる。が、一応ポジション含めて発表する。 先発ピッチャー 平瀬、キャッチャー 白石…」
チーム分けとポジション、および監督は以下のようになった。
Aチーム
監督 奥田
先発 山縣
中継 大石
捕手 佐々木
一塁手 朝上
二塁手 上田
三塁手 里中
遊撃手 八木
左翼手 史田
中堅手 末広
右翼手 荒木
Bチーム
監督 吉田
先発 平瀬
中継 山野
捕手 白石
一塁手 浦部
二塁手 的山
三塁手 渡邊
遊撃手 有田
左翼手 千石
中堅手 吉永
右翼手 小林
「チームとポジションが決まったということで今からAチームはグラウンド、Bチームは室内練習場でサインの確認や打順などを決めてもらう。ちなみに勝った方は合宿のデザートが少し豪華になるぞ!では移動!」
うおおおおぉ!!
デザートと聞いてテンションが上がる球児達。報酬がかかればと盛り上がないはずがない。
そして室内練習場にて…。
「おっ、あの平瀬と同じチームか!! 頼もしいぜ!」
「先輩を打ち取ったんやろ? すげぇよ! 」
とまたもチームの連中に軽く英雄扱いされる。
「あぁ、ありがとう。打ち取ったのはたまたまさ。頼りにしてくれてるのは嬉しいけどさ……」
俺の表情が少し曇る。
「けど??」
「相手投手が俺より遥かに強い、日本代表に選ばれた山縣だからな。簡単には打てないと思うよ。バッターも実力者揃いだし。1打席だけならともかく、試合だから俺がいつ打たれるかも分かんねぇ。」
「まじかよぉ、そんなんじゃ勝てっこないじゃねぇか…」
と白石が嘆く。他の部員もそれを聞いて、半分萎えている。
「まぁでも、まだ勝負は始まってすらねぇし、どうやったら勝てるかを考える為の作戦会議だろ? ギャフンと言わせてやろうぜ、代表ピッチャーをよ。」
「そうだな!! やるしかねぇ!!」
「なんかできるかもしれねぇし!!」
俺の発言をうけてさっきの落ち込み具合が嘘のように、一同は元気を取り戻す。
「ということで部長さん、なにか策はありますか?」
俺の質問に部長は呆れて、
「策もなにも、そもそも仲間のことを知らなければ始まらんだろうよ。まず、お互いのことについて情報収集が先だ。」
と答えた。
確かにそうだ。特徴を知らなければチームを動かすことなんてまず不可能な話である。
ということで、俺からポジション順に自己紹介、出身や実績などを説明していく。
もし実績や強みを謙遜して言わない選手がいれば、当時のチームメイトや部長さんが知っている情報を出して、強みも弱みも共有する形で行った。
ちなみに、俺たちBチームの『紅勲』は 俺、渡邊、そして「吉永 飛鳥」と「有田 輝」の4人。
吉永はセンターを守る走攻守揃ったリードオフマン。特に瞬足を活かした堅実な守備をウリにしている。
対して、有田は打率4割を軽く超えるアベレージヒッターであり鮮やかな守備を魅せる華のあるショートだ。彼なら何かやってくれそう。一目見たときからそう思った。
彼ら紅勲以外にもリリーフには軟式野球の全国大会で完全試合をしたという「山野 樹」、キャッチャーにはパワーのある白石と頼もしい人材が揃っている。
一通り自己紹介が終わり、チームメンバーの強みや弱みが分かったところで
「さ、お互いのことも分かったことだろうし打順、作戦を話し合おうじゃないか」
と部長の指揮の下、 時間までみっちりと話し合いを重ねて、打ち合わせどおり練習に入ることになった。
紅白戦チーム分けです。
Aチーム
監督 奥田
先発 山縣
中継 大石
捕手 佐々木
一塁手 朝上
二塁手 上田
三塁手 里中
遊撃手 八木
左翼手 史田
中堅手 末広
右翼手 荒木
Bチーム
監督 吉田
先発 平瀬
中継 山野
捕手 白石
一塁手 浦部
二塁手 的山
三塁手 渡邊
遊撃手 有田
左翼手 千石
中堅手 吉永
右翼手 小林




