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ルナ姫の受難  作者: 東吉
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今回は、かなり短いです。

 「銀狼を捕獲って……どうやって?」

 「囮を使うのよ」

 「駄目だっ!」

 フィリップスの眼が吊り上がっている。


 「大丈夫よ! ちゃんと、それなりの囮を用意しないと、銀狼を捕えるのは無理よ! それとも、他にいい方法がある?」

 「…………」

 「ないでしょう? と言っても、簡単に引っかかってはくれないでしょうけどね……」


 どうしようかしら……?

 多分、私が一人になった時を狙ってくるだろう……。

 でも、わざとらしくしては、罠とバレてしまうし……。


 でも、きちんとした罠を張ってあげないとね!

 私も、不意討ちにあってばかりでは、割に合わないもの。

 

 詳細を、明日決行することにして、別々に休むことにした。

 私は、勿論、ミーナと同室だった。


 

 **********


 ドサッ!

 バサッと布団をはがされる。


 しかし、そこに寝ていたのは……!

 「身代わりかっ!」


 賊の口から舌打ちが聞こえた。


 「あらかじめ、決めていた部屋を入れ替えておいたんだ!」

 「ふんっ! やっぱりな! 俺の方こそ銀郎の身代わりだと言ったら?」

 賊の男がニヤリと笑って見せる。


 フィリップスがハッとした表情をする。

 しかし、すぐに相好を崩す。


 「勿論、あちらの方は、もっと念入りに罠を張らせてもらっているさ! 決まっているだろう?」

 「そんな、まさか! 見張りは、こっちの部屋の方が多かった……!」

 「これ見よがしの分はな! あちらには、違う分で罠を張っていんるんだ。そろそろ、あちらも決着がついているんじゃないか?」


 賊の男は、信じていない様子だった。


 突然、部屋の中央に魔法陣が光り、ルナとミーナ、そして両手両脚を縛られている男を中央にして、現れた。


 「ねっ、私の言ったとおりだったでしょう? 賭けは私の勝ちよ!」

 ルナが誇らしげに微笑んでいた。



 

 

明日は、投稿をお休みします。


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