13:R13?
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ルナ視点のあと、マリィ視点となります。
マリィ視点は、少しR指定が入ります。
苦手な方は、読まなくても話のストーリーに関係ないので大丈夫です。
「マリィ! 酷いじゃないか! 余を残して行くとは! おまけに抜け駆けしてさっさと嫁と交流を図るとは!」
今にも倒れそうな私の顔色に反して、間の抜けた言葉を発しながら入ってきた人物は、マリィ様を呼び捨てにしているところをみると、ヴィルヘルム王国の国王であろう。
しかし、このタイミングは、ないだろう……。
「まぁ、あなたがわたくしを怒らせてしまったから、置いてきぼりにしたのですわ! 少しは、反省できまして? それにしても、本当に、間の悪い方ですこと。この空気を読んで頂きたいものですわね!」
「えっ? いったいどうしたのだ?」
空気を読めと国王へ言いながら、王妃に説明する気はないらしい。
代わりに、私の手を取って、冷えたそれを温めるかのように包み込んだ。
「ルナ姫様、ごめんなさいね? わたくし、余計な事を言ってしまったみたいだわ。わたくしの言ったこと、簡単には忘れられないかもしれないけど、貴女が、公国の王女であることは変わらないわ。だから、この結婚に対しては、フィリップスの人柄を見て、決めて欲しいの」
真摯に話す王妃の姿を見て、一度、瞬きをする。
「分かりました。もともと、私も幼い頃の約束を果たすためにこの地まで、供も一人しか連れずに参ったのですから」
言い切った後で、頭を下げた。
次に、頭を起こした後、国王へ初めての挨拶をし、その場を辞した。
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「はぁっ!」
大きな溜息を一つ吐いてしまう。
「どうしたのじゃ? マリィらしくないのう?」
ヨシヨシというように、マリィの頭を撫でる。
いつものことだが、いつの間にやら、部屋の中は二人きりになっており、王に膝抱っこをされていた。
「わたくし、ルナ姫様に対して、失言してしまって……」
「……ん?」
この人、レインバート・ルイ・ヴァンガード、ヴィルヘルム王国王は、本当に聞き上手だと思う。
わたくしが、話したいと思っていることを急がせることもなく、ましてや、責める風でもなく、話しやすい雰囲気を醸し出してくれる。
「ルナ姫様のお母様のことで……」
「ああ、マリィの親友でもあった方のことだね?」
「ええ。よく覚えていらっしゃったわね? 昔、一度しか、お話したことがないのに……」
王がふわりと甘い笑みを浮かべる。
「そう、一度しか話してくれなかったから、余計に……かな?」
あぁ、この笑みには弱い。
腰にズシンと響く。
さらに、耳元で、彼のセクスィヴォイスを言われたら、腰砕けになってしまう……。
ハッ! いけない!
わたくし自身が、話を脱線してどうするの?
「……とにかく、そのお母様のことルナ姫様は、正室のサーシャ様だと言われて育ってきたらしいの」
「そうか……。君は知らなかったのだから、仕方がない。そのことは、フィリップスに任せることにしよう。何、愛する姫の憂鬱事の一つや二つ、片付けられないようでは、結婚してもらえんだろう? 現に余は、愛する王妃の憂鬱事など、すぐに解決してみせるぞ?」
反則だわ、その声で、耳元で喋るなんて!
おまけに、首の付け根へキスをするなんて!
「……あんっ! ダメよ? こんなところで……」
「なら、寝室ならよいのか?」
首筋をチュウっと、きつく吸い上げられる。
「は……っぁん!」
「よい返事だ」
何か忘れてしまったような気がするが、彼の身体に添うように抱き上げられ、口づけをされてしまったら、頭で考えることなど、何もできなくなってしまった。
「今日は、離してやれぬかもしれぬ。マリィがいない半日は、寂しかったぞ!」
「……んっ……レインが、わたくしが起き上がれないほどするからですわ……あんっ!」
話の途中でペロリと口を舐められる。
「するって、何をだ? んっ? これか? それとも……か? 仕方がないだろう? マリィが甘すぎるのが悪い。余を煽ってばかりいるからな」
「ちがっ……はっ……煽ってなんてない……あんっ!」
抱きかかえている両手が、フニっと揉み、口づけをしながら、口腔内を蹂躙し始める。
ああ、もっと……と、快感に慣らされた身体は、素直に彼を求め始めた。




