↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルナ姫の受難  作者: 東吉
14/35

13:R13?

お気に入り登録ありがとうございます。

ルナ視点のあと、マリィ視点となります。

マリィ視点は、少しR指定が入ります。

苦手な方は、読まなくても話のストーリーに関係ないので大丈夫です。

 「マリィ! 酷いじゃないか! 余を残して行くとは! おまけに抜け駆けしてさっさと嫁と交流を図るとは!」


 今にも倒れそうな私の顔色に反して、間の抜けた言葉を発しながら入ってきた人物は、マリィ様を呼び捨てにしているところをみると、ヴィルヘルム王国の国王であろう。


 しかし、このタイミングは、ないだろう……。


 「まぁ、あなたがわたくしを怒らせてしまったから、置いてきぼりにしたのですわ! 少しは、反省できまして? それにしても、本当に、間の悪い方ですこと。この空気を読んで頂きたいものですわね!」

 「えっ? いったいどうしたのだ?」

 空気を読めと国王へ言いながら、王妃に説明する気はないらしい。

 代わりに、私の手を取って、冷えたそれを温めるかのように包み込んだ。


 「ルナ姫様、ごめんなさいね? わたくし、余計な事を言ってしまったみたいだわ。わたくしの言ったこと、簡単には忘れられないかもしれないけど、貴女が、公国の王女であることは変わらないわ。だから、この結婚に対しては、フィリップスの人柄を見て、決めて欲しいの」


 真摯に話す王妃の姿を見て、一度、瞬きをする。

 「分かりました。もともと、私も幼い頃の約束を果たすためにこの地まで、供も一人しか連れずに参ったのですから」

 言い切った後で、頭を下げた。


 次に、頭を起こした後、国王へ初めての挨拶をし、その場を辞した。




 **********



 「はぁっ!」

 大きな溜息を一つ吐いてしまう。


 「どうしたのじゃ? マリィらしくないのう?」

 ヨシヨシというように、マリィの頭を撫でる。

 いつものことだが、いつの間にやら、部屋の中は二人きりになっており、王に膝抱っこをされていた。


 「わたくし、ルナ姫様に対して、失言してしまって……」

 「……ん?」

 この人、レインバート・ルイ・ヴァンガード、ヴィルヘルム王国王は、本当に聞き上手だと思う。

 わたくしが、話したいと思っていることを急がせることもなく、ましてや、責める風でもなく、話しやすい雰囲気を醸し出してくれる。


 「ルナ姫様のお母様のことで……」

 「ああ、マリィの親友でもあった方のことだね?」

 「ええ。よく覚えていらっしゃったわね? 昔、一度しか、お話したことがないのに……」


 王がふわりと甘い笑みを浮かべる。

 「そう、一度しか話してくれなかったから、余計に……かな?」


 あぁ、この笑みには弱い。

 腰にズシンと響く。

 さらに、耳元で、彼のセクスィヴォイスを言われたら、腰砕けになってしまう……。


 ハッ! いけない!

 わたくし自身が、話を脱線してどうするの?


 「……とにかく、そのお母様のことルナ姫様は、正室のサーシャ様だと言われて育ってきたらしいの」

 「そうか……。君は知らなかったのだから、仕方がない。そのことは、フィリップスに任せることにしよう。何、愛する姫の憂鬱事の一つや二つ、片付けられないようでは、結婚してもらえんだろう? 現に余は、愛する王妃の憂鬱事など、すぐに解決してみせるぞ?」


 反則だわ、その声で、耳元で喋るなんて!

 おまけに、首の付け根へキスをするなんて!


 「……あんっ! ダメよ? こんなところで……」

 「なら、寝室ならよいのか?」

 首筋をチュウっと、きつく吸い上げられる。


 「は……っぁん!」

 「よい返事だ」

 何か忘れてしまったような気がするが、彼の身体に添うように抱き上げられ、口づけをされてしまったら、頭で考えることなど、何もできなくなってしまった。


 「今日は、離してやれぬかもしれぬ。マリィがいない半日は、寂しかったぞ!」

 「……んっ……レインが、わたくしが起き上がれないほどするからですわ……あんっ!」

 話の途中でペロリと口を舐められる。


 「するって、何をだ? んっ? これか? それとも……か? 仕方がないだろう? マリィが甘すぎるのが悪い。余を煽ってばかりいるからな」

 「ちがっ……はっ……煽ってなんてない……あんっ!」

 抱きかかえている両手が、フニっと揉み、口づけをしながら、口腔内を蹂躙し始める。


 ああ、もっと……と、快感に慣らされた身体は、素直に彼を求め始めた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。