類は友を呼ぶ
予約投稿してたはずだったんですがデータが吹っ飛んでました。申し訳ありませんでした。
ミナと街まで戻ってきた。ツキミには私の首にゆるく巻き付いてもらっている。この状態で動かないでいればツキミがモンスターだと気が付かれることもないだろう。
未だに最初の広い草原フィールドわマラソンしている人たちを横目に見ながら大通りに視線を移す。そこには街を出る前からあった屋台などの他にいくつか露店が開いていた。彼らは皆同じような敷物を敷いてその上にそれぞれ似たような武器や防具をおいていた。
「う~ん。皆似たり寄ったりで一目じゃ見分けがつかないね。」
私がキョロキョロしながらそういうとミナはフッフッフッと笑いながら
「お姉ちゃんよ。こういう職人には必ず一つ飛び抜けた人がいるものなんだよ!」
ピシーーン!!と私に指を指しながらそんなことを言うと突然裏路地に向かって全力で走りだした。
「ちょ、ちょっと待って!ミナ!」
そういいながら急いで追いかけようとする。力強く一歩を踏み込むと、あれ?簡単に追い付けてしまった。あぁ、そういえば今の私はシステム上7倍近いスピードを持ってることになるのか。それにミナもいくら動けているとはいえ毎日毎日歩いたり走ったりをしている私に比べるとリアルで足を使う機会も少ないから追い付くことができたのか。まぁ、全力で走ったからだけど。
「ミナ!はぁ、はぁ、そんな急に走らないでよ・・・。」
膝に手を当てながら息を整えながら顔をあげると
「お?おお!?ついに初めてのお客さんかな!?」
「あ、あの、いらっしゃいませ!」
「ほら!やっぱりね!こういう時は路地裏を探せば良いっていうのは決まりきったお決まりのパターンなのよ!」
あら?まさかまさかの大発見ですかね?路地裏の行き止まりに二人の少女が敷物の上で作業をしているのが見えた。その二人は腰まである白と黒の髪をしており容姿はほとんど同じだった。双子なのかな?白い髪の子は髪がボサボサになっており、逆に黒い髪の子は髪がきれいに整えられていた。
「え、えーと。いらっしゃいませっていってたけど、あなた達はなんのお店をやってるの?」
「は、はい。私達は生産なら何でもござれのお店をしています。あ、あと「でも始めたときから意気込んで製作始めたら、お金がなくなってこんな場所しか取れなかったんだよね~」あなたは黙って作業してなさい。ごほん。あと素材を持ち込んでもらえればなにかワンポイントいれることもできます。」
・・・なんか凄い都合がいい。あとは始めたときからやっているという製作の腕前か。
「そっか。じゃあとりあえず短剣を見せてくれない?」
ナイスミナ!これでだいたいの腕がわかる
「う~ん。短剣だったらこれですかね。」
そういいながら銅色の短剣を取り出してくる。
「おぉ~!これはなかなか凄い!」
「あれ?ミナって、鑑定スキル持ってたっけ?」
そう私か言うとキョトンとした顔で
「なにいってるのお姉ちゃん。武器の基本情報くらいは鑑定スキルがなくてもわかるよ?ほら、こうやって武器をタップすればいいんだよ。知らなかったの?」
し、知らなかった・・・。えーと言われた通りにやってみると
銅の短剣 ☆5 製作者 ノワール
ATK+7
因みに今まで使っていたものは
木の短剣 ☆3 製作者 ???
ATK+1
ってか今まで木で切ってたのか私、凄いな。それに単純に武器攻撃力が7倍になるとしたら強いような気がする。
「因みに☆3が普通の出来だよ。それに表に出てたやつだとATK+3だったし。」
どこでそんな情報を・・・。私がみていない間にそんなことしてたの?まぁそれが正しいなら☆5はかなり凄いんじゃないの。じゃあ素材持ち込みもOKっていってたし頼んでみるか。
「じゃあその短剣を頂戴。あと今結構素材持ってるから素材持ち込みで防具を作ってほしいんだけど。あ、ついでに今持ってるこの短剣も強化してもらえる?」
「わかりました。では素材を見せていただけますか?」
「わかったよ。じゃあとりあえずこんな感じかな?」
ビックスパイダーの糸 ☆4
ポイズンワームの牙 ☆3
ロックタートルの甲羅 ☆3
「な!?なにこれ!こんな素材みたことないんだけど!?」
お!白い髪の子が食いついてきたな。可愛い。
「どう?作れそう?」
「はい!やらせてください!!」
あ、よく見たら黒い髪の子も目がキラキラしてる。なでなで。
「お、お姉ちゃん?なにやってるの?」
は!?またこうやって勝手に体が。何だかこのゲームの中に来てから歯止めが効かなくなってる。それだけ私もはしゃいでるってことかな?
「ご、ごめんなさい。お金については先払いにしますか?」
「は、はいぃ。」
「あーらら。完全に伸びちゃってるよ。そうだね、とりあえず私達がどこまで出来るかわからないからフレンド登録してもらって終わったら報告するってことで。お金もその時に、ね!」
どうやら私の頭なではかなりの破壊力を持っていたようで落ち着いた真面目な感じの黒い子に変わって白い髪の子が話を纏めてくれた。
「私はブランでこっちがノワール。名前は髪色のまんまだね。じゃあ終わったら報告するからよろしくね。」
「私はミナでお姉ちゃんがルナ!頑張ってね!」
前書きでも言いましたがデータが吹っ飛んでたせいで遅れました。多分今日はもう一回投稿します。
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