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DESTINY~死への運命~  作者: シャル
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訪問者

お久しぶりですぅ!

ガチャっと扉を開けると、そこにはまるでゴリラのような体つきをしたツルッツルの……まぁ、ハゲだな、うん。ハゲだ。そいつが俺の目の前に立っていた。

「ここは鷺ノ森探偵事務所であってるか?」

「あ、あぁ…ここに来たってことはなにか依頼か?」

「依頼……と言うかなんというか……」

するとその男はなんの予備動作もなくいつの間にか土下座をしていた。……なんだこいつ。

「頼む!!俺を雇ってくれ!!」

何を言い出すんだろうかこのハゲは。

「…ちょっと待て、俺は今雇うって言葉が聞こえた気がするんだが気のせいか?」

「気のせいなんかじゃない!!この探偵事務所はどんな依頼も引き受けるこの街じゃ有名の探偵事務所って聞いたんだ、依頼によっちゃあ実力行使ってパターンもあるだろ?だからよ!俺を使ってくれ!!」

…ハゲの言うことは皆こんな屁理屈を言うのだろうか、いや、全国のハゲの方ごめんなさい。

「んー…別に人は募集してなかったしなぁ…まぁ別にどっちでもいいんだけど」

「ならよ!俺と勝負してくれ!」

よし決めた、こいつの名前脳筋ゴリラでいいや。

「勝負?何の勝負だ?」

「殴り合いに決まってんだろ?その他に何があるんだよ?」

「…まぁ別にいいぜ、俺も護身術は習ってるからな」

護身術。俺の探偵事務所にはたまに厄介な依頼が飛び込んでくる。ヤクザに追われてそいつらを追い払ってくれだの不良との喧嘩に割って入ってくれだの…今思えばなんでこんな依頼受けたんだろう。その依頼もいつまた来るかわからない、だから俺は護身術を習得した、だが、こいつの力量はどれほどのものなのか…

「そんじゃあ遠慮なく行くぜ!!」

「…お前、名前は?」

「あ??あぁそういや言ってなかったか!俺の名前は"火野 鋼"だ!」



こいつと出会ったことで、俺の運命はゆっくりと、動き始めようとしていた…。

鷺ノ森晟良(さぎのもりあきら)

鷺ノ森探偵事務所で探偵業を営む20歳の男性。

小学生の頃、ずば抜けた頭脳を持ち小学生ながらにして、大学生でさえなかなか解けなかった計算を、暗算で解いたことがある。だが、それに反してそのずば抜けた頭脳は賞賛されるわけではなく、逆に世間から異常とまで言われ、それ以来心を閉ざしていた。だが父親が探偵をやっていたことを知り、探偵ならこの頭脳を生かせると考え、事務所を立ち上げた。結果、探偵事務所は有名になり、「最高の何でも屋」という二つ名まで持つ。

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