火野 鋼という男
最近マジで寒い…手がかじかんでフリック操作しにくい←どうでもいい
「へぇ…いい名前じゃねぇか、俺は晟良、鷺ノ森晟良だ」
「晟良の実力、見せてもらうぜ!」
ってかここ俺の事務所なんだけど、やらかしたかな。そんなことを考えてる内に鋼は、ゆっくり左右にフットワークをし始めた。こいつ…ボクシングかなにかやってたのか?
すると、なんの予備動作もないノーモーションの左ストレートが、俺の顎を捉えた。
「ぐ…っ!!」
「ほえ~すげぇな!俺のストレートを耐えたのはお前が初めてだぜ!」
「何嬉しそうにしてんだよっ!油断すんじゃねぇぞ!!」
俺は素早く鋼に組み付きかかり、鋼も先程の油断で咄嗟に動けず、楽に組み付くことに成功した。
「くそっ…!は、離れねぇっ!!」
「探偵って案外強いんだぜ?」
俺は鋼の足に自分の足をかけ上体を逸らし、その勢いのまま思いっきりぶん投げた。鋼はなす術もなく投げ飛ばされ、前の依頼で報酬として受け取った絵画にぶつけてしまった。…すまん…絵画よ…お前のことは忘れない…。
「くそ…っ!なかなかやるじゃねぇか…だがよぉ…まだまだなんじゃねぇか!!」
鋼は即座に俺の目の前に移動し、腹に重い一撃を食らってしまった。さすがゴリラ、パンチの重さもえげつない。
「ぐ…っはっ…っ!!」
さすがの俺もこんなの食らって立っていられるほど強靭ではない。そのまま俺は意識を失いその場に倒れ込んでしまった。
数分が経過し、俺はゆっくりと意識を取り戻し、自分の事務所の天井を見上げていた。
「おっ、やっと目が覚めたか」
鋼はニシシと腹立つ笑いを浮かべていた。
「俺…負けたのかぁ…」
「いや、お前も強かったぜ?あの組み付きがとんでもなく硬かったからな」
「……認めてやるよ」
「え?」鋼は気の抜けた返事を返し徐々に喜びの顔へと変わっていった。こいつ、そんなに雇って欲しかったのかよ。
「よっしゃぁぁぁぁ!!!晟良サンキューな!ま!これからよろしくだぜ!晟良!」
「へいへい」
まぁ、負けたのなら仕方ねぇよな、実際こいつ強かったし。すると、俺と鋼の会話を遮るかのように事務所のドアが力強く叩かれた。
「お?早速客か?っし!この火野鋼様の力でぱぱっと解決してやるぜ!!」鋼は意気揚々と玄関のドアを開けた。が、俺は客を招き入れるより先に恐怖を覚えた。意気揚々と玄関に向かって行った鋼が俺の後ろでぐったりしている。そう、その招かれざる客に吹っ飛ばされたのだ。その"お客様"は、とても人間とは形容しがたい何かだった。そう。一言で表すなら……
"怪物"だという事が…。
火野 鋼
突如として鷺ノ森探偵事務所にやって来たガタイのいいハゲ←
突如として来たら晟良に雇ってくれと言う単細胞のハゲ←←
だが戦闘経験は豊富で彼のストレートを食らって耐えた人はいないという(本人曰く)




