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VERTEX 2  作者: 銀乃矢
メインストーリー
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9/23

第8話「世界」

ピットにたどり着くと、代表が待っていた。


「ちょっと、トレーラーで話そう。」

「はい。」



簡易的なミーティングルームに入る。

「今回のレース、結果としては残念だったが、お前としてはどうだった?」

「途中、無線のトラブルもありましたが、去年のチャンピオンの杏堂選手に追いついて、追い抜けそうなところまでいけたのは良かったと思います。」


「そうだな。杏堂に追いつけたのは大きかったな。あの追い抜き、俺達も思っていなかったよ。みんな、そこで行くか!?って驚いていたぜ。」

「はい、初めてのスーパーフォーミュラでのレースでしたけど、得られたものは大きかったと思います。」


「おう、とりあえず、田邊の応援に行くぞ。」

代表が椅子から立ち上がる。



2人でガレージに入る。

モニターに表示される順位表に田邊は3位と表示されていた。


「ファイナルラップ、ファイナルラップ、田邊、そのまま頼むぞ!」

監督がヘッドセットのマイクに叫ぶ。



嬉しさを抑えきれないメカニックたちがピットサイドに駆け出す。


ちょうどトップ3が戻って来る。


「やったぁ!」、「っしゃあ!」色々な声が聞こえてくる。

目の前を10号車が走り抜けていく。


結果、優勝は杏堂拓実、2位に長谷部哲人、3位に田邊という結果になった。



3人がシャンパンファイトを楽しんでいた。



その時、代表に呼ばれる。

「実はお前に提案があるんだ。」

「何ですか?」


「お前にWEC、世界耐久のドライバー育成プログラムに参加してみてほしい。」


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