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第56話 元通り

俺は今、何故か王都の王城にある部屋に居た…


(なんでこんなことになるのかねぇ…)


        〜遡ること約1日前〜


「お前、、今何と言った…?」


「だからこの怪物はリカルドだって言っただろう?2回も同じ事を言わせないでくれるか?」


「いや、、すまない…」


「もしかしてリカルドが怪物になった事に何か不都合があるのか?」


「・・・そうだ…」


(ありゃ、これは不味い事になったなぁ…)


下手したら目撃者を抹殺するかも、、と思っていると…


「貴様、口は硬いか?」


「え?」


「だからこの事を口外せぬかと言っているんだ!」


「いや、言ったら何されるか分からないからな、言わねぇよ」


「・・それでは…」ガシッ!


そう言ってお付きの人が俺の腕を掴んでくる


「うわちょっと!?」(何をする気だ!?)


「こっちに来てもらおうか」


そうして俺は連れ去られる様に馬車に押し込まれ、王都に着いてしまった…


        〜今に戻る〜


(案内されたのはそこそこ高そうな物が置いてある部屋だな…)


正直な所、ここまで強引に連れ込まれたので不安の念を抱かざるを得ない


「近くに人が居る気配もしないし…」(ここからどうしたものか…)


そうして暫く待っていると扉の外にある通路から足音が聞こえてくる、それも一人ではなく複数人の足音だった


「一体誰だ…?」


コンコン! 「おい、起きているか?」


外からは例の女騎士の声がする


「あぁ、起きてるよ」


「入るぞ」ガチャッ!


そうして入ってきたのはやはりあの女騎士と聖女様、そしていつぞやに見た王様だった


「・・君は何処かで見た気がするぞ…?」


「陛下!?この者を知っておいでですか!?」


「あぁ、だがよく思い出せん…」


「リカルド王子との決闘の相手だよ…」(あんな大事なイベントの内容もう忘れたのか?)


「そうか!思い出したぞ!確かあと時はリカルドをどう叱ってやろうかという気持ちで一杯だったからな…」


「あぁそうかい…」


「貴様!陛下に何という言い草だ!」


「生憎だが俺は正確にはこの国の民じゃないし、ここまで何の情報も与えられなかったんだ、これ位は良いだろ」


「きっ…」「まぁよせ、落ち着くんだ」


危うく女騎士が「貴様!」と言いそうになるが、王様によって阻止される」


「すまない、彼女は私や聖女の事になると歯止めが効かなくなるんだよ」


「それで俺も引っ張られて来たと?」


「いや、どのみち君には話をしなければならなかった、過程は異なるが結果は同じだよ」


「そうなのか?」


「あぁ、その通りだ」


「それで?俺になんの様なんだ?」


「聞くが、本当に出た化け物がリカルドなのか?」


「あぁそうだ、変身前の姿を見てもまずリカルドと見て間違いない」


「この事を他には?」


「まだ言ってない、というか言う時が無かった」(戦ったあと直行したからな…)


「なるほど、では君への対応は後で決めさせてもらうとして、この事は誰にも言わないでくれないか?もちろんアルベルトの奴にも」


「・・分かった、本当にそれだけで良いんだな?」


「もちろんだとも、これ以上君には望まないさ」


(まぁこう言ってるなら一応信じてやるか…)


「あと…」


今度は王様ではなく聖女様が話す


「なんだ?」


「目の事、、直せなくてごめんなさい…」


「ん?あぁいや、構わないさ目の一つくらい」


今の俺は被弾した目に眼帯を着けていた、道中着けられた物だが中々に気に入っている

 

「もし、貴女の目を治せる力を身に着けたら、必ず一番に貴方を呼ばせて頂きます!」


「あぁ、楽しみにしておくよ」


そうして俺は解放される事になり、行きと同じ馬車でアルベルトさんの元に戻った


        〜それから1日後〜


「大和殿〜!」


(ん?)


突然アルベルトさんが手に手紙を握りしめてこちらに向かってくる


「王都に呼び出されましてな、これを…」


そうして手に握っていた手紙を差し出してくる


「中身は?」


「まぁまぁ、開けてみてください」


そう言われて俺はその場で手紙を開けると、何やら重要そうな事が書かれていそうな紙に、、、王家の家紋が入った判子が押されていた…


「・・もしかしてこれは…」


「えぇ、そうですな」


(えぇ、、嫌なんですけど…)


そうして俺は急遽王都に行かなければならなくなったのであった…


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