第19話 奇襲
「1番機から4番機まで準備完了!」「5番機から8番機まで準備完了!」
今俺は、プラントの中にある司令所の中で無人機隊の発進準備完了の報告を受けていた
「司令、全機準備完了です、いつでもどうぞ…」
「分かった、、、、、、全機発進!目標、侵攻中の魔王軍!」
そう号令を出すとモニターに映されていた無人機群が一斉に飛行場プラントから飛び立っていく
(よし、、あとは陸軍がどれだけ迅速に展開出来るかだ…)
「司令!上陸部隊の出発準備が完了しました、出撃します!」
そうオペレーターが言うと上陸部隊を載せた艦隊が海を離れて内陸部へ飛び立っていく
「・・頼むぞ…」
〜2時間後〜
「司令!無人機隊が攻撃目標へ到達、攻撃を開始した模様です」
「状況は?」
「はい、観測機によると敵戦力の72%を殲滅できたようです、陸軍は既に展開しており、空軍の攻撃終了の後攻撃を開始します」
「あぁ、情報のデータリンクは細かくやってくれ、誤射なんぞしたら目も当てられん」
「そちらは完璧です、IFFも、、、大丈夫です」
「分かった、何か異変が起こったら逐一報告してくれ」
「承知しています、お任せください」
〜3時間後〜
ブーッ!ブーッ! 椅子に座り休憩していた所に突然警報のブザーが鳴り響く
「どうした?」
「観測機が魔力反応を検知しました、、モニターに出します」
そう言うと目の前のモニターに観測機に搭載されたカメラからの映像が出される
「・・・・ん?これか?」
「・・はい、間違いありません、これが目標の反応です、下には魔王軍が、、報告によると空爆が全弾急に現れたこれに阻まれて全弾無効化されたとのことです…」
「なにっ、、拡大出来るか?」
「はい、やってみます…」
そうしてモニターの画面が拡大するがドーム状の少し透明な物の表面に謎の紋様が目まぐるしく動いているのが見える
「何だこれ?結界か?」
「いえ、魔法反応はありますが結界ではありません、、何か下に発生源が…」
「特定出来るか?」
「・・・駄目です、完全にサーチがシャットアウトされます、あの球体の中が捉えられません…」
(・・・・地上部隊に行かせてみるか、、いや、それだと万が一被害が…)
「しょうがない、目視で確認しよう、俺が出る」
「司令がですか!?危険かも知れませんよ!?魔王軍があの球体の中にいることは確実ですし…」
「そうは言っても何もしなかったら始まらないだろ、とにかくヘリを一機用意してくれ」
「了解しました、整備中の5番機が待機中の筈です」
「分かった、行ってくる」
そう言って俺は直ぐさまヘリポートに向かう
(前の異世界で科学と魔法が融合した装置を見たことがあったが、多分今回もその類だろうか…)
ある程度まで考察を立てつつヘリポートへ急ぐ
「司令!準備は完了しています!乗ってください!」
「なら今すぐ出してくれ!」
「了解!5番機出撃します!」
そうして俺はヘリに飛び込んで乗る
「・・・・・・なんでお前がここにいるんだよ…」
「あら?乗ってたらいけなかった?」
「駄目に決まってるだろ!、、、あぁっ!もう!なんで来ちゃうかなぁ!?」
「あなただけ戦場に出るなんて認めませんよ、私も出しなさい」
「あのなぁ、、、まぁいいか、任務は知ってるか?」
「えぇ、謎の球体の調整でしょう?さっき聞いたわ」
何故か乗りこんでいた彼女に話を聞いているとヘリの無線機からオペレーターの声がする
「司令!聞こえますか?」
「あぁ聞こえるよ、どうした?」
「先程地上部隊に攻撃を命じた所、全弾無効化されました、おそらくは対物理、魔法の結界の一種です」
「戦車の砲弾が無効化されたのか?」
「はい、空挺降下した戦車隊の砲撃も魔法兵による魔法攻撃も全弾無力化されました、現在は1.7km手前で待機中です」
「分かった、そのまま部隊には監視を続行させてくれ、下手に刺激すると何が起こるかわからん」
「了解しました、到着まであと3時間47分後です」
「面白くなってきたわね!」
「面白いのはお前だけだと思うぞ…」
そうして俺達は謎の球体に接近していくのだった…




