第20話 謎
「司令!もうすぐ目標に到達します!」
「んん?、、、あぁ、、そうか…」
今俺はヘリの中で眠っていたのを起こされて直ぐに起きて例の球体を確認する
「ほう、、モニターでもそうだったけど不気味だな…」
「今連絡が入りました、あと30秒後に第三波の攻撃が始まります」
「えーと、戦争隊は何処だ?」
「本機の西1km地点で待機中です…」
俺はヘリに備え付けられている双眼鏡を覗いて西のおおよそ1km地点の場所を見る
(微妙に動いているアレか、確かここには第8戦車中隊が派遣されてたな…)
「司令、少しばかり退避します」
「分かった」
そうして俺を乗せたヘリは例の球体から少しばかり離れて様子を見る
(あれ?そういえばアイツは、、、、寝てるな…)
俺は俺が寝ていた椅子の反対側で寝ていた彼女を見る
(上空は寒いっていうのに平気で寝てやがるな…)
バサッ! とりあえず着ていた上着をかけて放置する、そうしていると…
「・・目標補足!、、、撃て!」
バァン!!
「司令!始まりました!今戦車隊が射撃中です!」
「どうなってる?」
「・・だめですね、全弾無効化されてます…」
「空軍はどうした?」
「もうそろそろ到着らしいですが、、、あっ!後方上空に反応!友軍機です!」
咄嗟に俺は空を見る
「・・・・おっ、投下したな…」
ドカーーン! 空爆で球体が丸ごと衝撃波と爆風で包み込まれる
「これで第三波の攻撃は終了です」
「どうだ?やはり無効化されたか?」
「えーと、、、、はい、無効化されています」
「むぅ、これじゃ全くわからんな、、、、しょうがない、ヘリを球体に近づけてくれ」
「了解、接近します」
そうしてヘリを近づけた俺はヘリの中から拳銃を取り出して球体に向かって撃つ
パキン!、パキン!
「・・駄目か、これは完全に弾が消滅してるな…」
「入ってみたりしないの?」
「うおぅ、お前か…」
突然後ろから声がするので振り返ると、そこには起きたばかりと思われる彼女がいた
「いや〜、入るって言ったって入ったらさっきの弾みたいに消滅しないとも限らんからなぁ…」
「じゃあ私先に行くよ!」
「あっ、おい!待て!」
そう言って彼女はヘリから飛び出して球体の中に入っていく
「あぁもう!行くしかねぇ!」
「しっ、司令ー!」
俺も彼女につづていてヘリから飛び降りる
(頼むから消滅とかしないでくれよ…!)
そうして球体に飛び込むと何か柔らかい感触が全体を包み、やがて足がその感触から開放される
「うおっ!、、とと、危なかった…」
案の定空中から中に入った俺はなんとか着地する
「あっ、あなたも来たのですか?」
「お前なぁ…」
「まぁ無事入れたからいいじゃないの、正直変な感触で気持ち悪かったけど…」
「まったく、、、それよりも、中には魔王軍も入ってるはずだが…」
「私も空中から見たけどそれらしい魔物は見なかったよ?」
「俺もだな、、、ここから通信出来るか…」
俺は持ってきた携帯型の通信機を取り出して通信しようとするも外部からの接触は遮断されているようで何も聞こえてこなかった
「一応外に出れるか確認してみない?」
「おっ、そうだな、多分この壁を突破すれば外に出られると思うが…」
「まぁ行ってみましょ?」
「・・まぁそうだな、来れるんなら出られると思うが…」
そうして俺達は壁にめり込んで進んでいく
(このムニュッとした感触はどうにも慣れんな…)
そうして進んでいくと何事もなく外に出られる
「あーあー、聞こえるか?」
「はい司令、聞こえます」
「この球体はどうやら中に入れるようだ、ただし中で通信は使えんようだが…」
「よくご無事でしたね、、報告によるとヘリから飛び降りた様ですが…」
「あぁ、低空でホバリングして貰ってたからな、案外着地は簡単だったよ」
「なるほど、流石です、、それで中はどうなっていましたか?」
「中には魔王軍らしき魔物達は居ない、何処かに移動したのかは分からんが…」
「それでは歩兵部隊を合流させますのでそこで待機していて下さい」
「分かった、早くしてくれよ、彼女が何時までも待ってくれるとは思えん」
「ちょっと!何よその言い方!酷いですよ!」
「事実そうなんだから良いだろうが!」
〜4分後〜
「司令、お待たせしました、、え?」
そうして歩兵部隊の前には彼女と口喧嘩している俺の姿があった
「おっ、ようやく来たか、それじゃあ早速行くぞ」
「しょうがないわね…」
そうして俺達は一旦口喧嘩を止めてもう一度球体の中に入っていく
「うおっ、、なんだこの感触!?」
「落ち着け、多分慣れる、、、たぶんだか…」
隊員達が初めての感触に驚いてるのを見つつ球体内に入っていくと…
「・・・こんなに居たか…?」
「やったわねー!魔物の大群よ!」
戦闘狂の彼女は置いといて目の前の大量のアリ型の魔物を見る
「全員揃ってるな?」
「はい、全員居ます」
「よし、それじゃあ固まって一旦様子見…」「行くわよー!」
「あぁっ!だから待てって言ってただろぉぉ!」
「し、司令…」
「もうしょうがない!全員突撃!」
そうして戦闘の衝動が抑えきれなくなり飛び出した彼女を追っていく
ザシュッ!「アハハッ!楽しいわね!一緒に戦うなんて何日ぶりかしら?」
「だからそれはお前限定だろうが!あと多分最後は150日前ぐらいだ!」
そう会話しつつ魔物を殲滅していく
ビィッ!「こいつら意外と硬いな、レーザーが貫通しないぞ」
ザシュッ!「それでも倒せてるんだから十分効果はあるとは思うわよ」
「司令!こっちはだいぶ片付いてきました!」
「そうか!なら終わったらこっちにも来てくれ〜!」
「了解!」
〜そうして魔物を殲滅していくこと24分後〜
「これで最後っと!」ザシュッ!
「ハァ〜、、満足か?」
「えぇ大満足!」
「ほう、なかなかやるな…」
「ん?誰か言ったか?」
「はい?聞こえませんでした…」
ガサガッ!「貴様らなかなかやるではないか」
「誰だ?」
そうして林の中から出てきたのは…




