第99話 光と闇は一つ
『艦長、、、、艦長!』
(んん、、?何だ?)
眠っている最中に唐突に起こされる
『艦長、起きられましたか…』
(一体どうした?もう着いたか?)
『はい、もう1時間前に到着しています』
(そうだったら起こしてくれよ…)
『いえ、確かに起きられるようにアリス様達にお願いして行ってもらった筈なのですが…』
(えぇ?アリス達に限ってお願いを聞かないなんて無いだろ)
『ですから艦長、いい加減体を起こして見てください』
(しょうがないな…)
そう言って俺は目を開けて体を起こす
「あれ?俺は確か雑に寝たはずだが…」
『下です』
「下ぁ?」
そう言って俺は視点を下に向ける、すると…
「あぁうん、大体察したぞ」
『まさかお二人共こうなるとは流石に私でも予測できませんでしたよ…』
そう言う俺の視線の先には俺が寝ていたベットの両端にエルとアリスが入り込んでいた
(アリスは元々として、エルが入ってくるのは予想外だな…)
『どうされますか?』
「ほっとけ、寝ている時に叩き起こされるのが一番嫌な感じになるんだ」(前みたいに勝手に起きてくるだろ…)
そう言って俺は部屋を出る
『了解しました、そしてこれが偵察機からの情報です』
そうして3D眼に偵察機からの情報を纏めた文書が表示される
「肝心の聖女は何処だ?」
『まだはっきりとした所在は把握していません、少なくとも偵察機から簡単に発見できる場所には居ないようです』
「・・念の為だ、一応他の都市にも偵察機を発進させろ」
『了解しました』
「うーん、、この都市に魔力が集中している所はあるか?」
『おおよそ東門付近は比較的魔力が集中しています』
「じゃあそこら辺を重点的にチェックしていこう」
『了解しました、艦長も出撃されますか?』
「当たり前だ、早速出るぞ」
『了解!後部甲板までお越しください』
そうして俺は後部甲板に行き、そこでヘリに乗って下にある都市に降りる
〜13分後〜
「今回は迎撃されることも無く着地できたか…」
『ですが流石に音でバレてはいるでしょう、速やかにそこから離れてください』
そうして俺はヘリから降りて街へと入っていく
「内戦中なのにみんなが普通に生活しているんだな…」
そう呟きながら俺は街を歩いていると…
「おい!こっちで聖女様が見られるってよ!」「マジか!?」
そう言って目の前に居た二人の男が一緒になって走っていく
(おい、話と違うじゃないか…)
『いえ、そちらは偽物です』
(何だと?)
『過去の容姿の記録とその聖女の容姿は相違点が多かったので偽物と断定しました』
(つまり、、本物の聖女に成り代わって他の奴が聖女として君臨しようとしてるって訳か…)
『はい、その通りだと思われます』
(はぁ、、正に光と闇が一体化したような国だな、ここは…)
『しかも市民達はそれに気付いていなさそうなのが怖い所ですね』
「あぁ、全くだな…」
そうして俺は少し迷ったものの、その偽物の聖女とやらを見に行くことにしたのだった…




