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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

緋色の鳥籠に口づけを

作者:ゆきな
最新エピソード掲載日:2026/05/19
公爵令嬢、セレナ・アンブレラ。

燃えるような金髪と、血を溶かしたような赤い瞳を持つ彼女は、社交界で“悪女”と囁かれていた。

婚約者である青年騎士アレクシス・エイブラムスに執着し、彼に近づく令嬢たちを容赦なく傷つけ、愛されたい一心で、美しく狂っていく女。

けれどその内側には、幼い頃から鞭と地下牢で育てられた、愛を知らない少女がいた。

「わたし、あなたのおかおがとってもすきよ」

五歳のあの日から。
彼女の世界には、アレクシスしかいなかった。

だがアレクシスは、そんなセレナを嫌悪していた。
派手で傲慢で、醜く歪んだ愛し方しか知らない女だと。

――これは、
愛されなかった少女が、
愛し方を間違え続け、
それでもたった一人を想い続けた物語。

そして。
その歪な愛に、最後には誰より深く溺れてしまう男の物語。

赤い瞳に閉じ込められた、痛々しく、美しい、恋の話。
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