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ライブ当日、マイはサキとマホも呼んで会場に来ていた。会場はまあまあの大きさで100人くらい来ていた。最前列をキープしてバンドメンバーの登場を待っていた。
天井のライトが光ってメンバーが登場した。ジャーンとマサキのギターが鳴り、ドラムがドドドドドンと叩いてボーカルが喋った。「今日も来てくれてありがとー!派手にイクゾー!」
曲が始まり、3人は乗っていた。激しい曲から始まり、バラード、ミドルチューン、オリジナル曲とカヴァー曲を織り交ぜたセットリストだった。例の車で聞いた曲もかかった。
ライブが終わり、3人は楽屋に遊びに行った。
「おー、来てくれたんだね。最前列だから顔よく見えてたよ」マサキはペットボトルの水を飲みながらタオルで汗を拭いていた。
「サイコーだったよ!かっこよかった」マイは憧れの人を見る様に目をキラキラさせていた。
「うん、かっこよかったよね」サキは興奮していた。
「久しぶりのライブ楽しかった」マホも興奮していた。
「また来月もあるから来てよ」
「うん、絶対来る」3人は声をそろえて言った。